ヨットとの出会い5 | す~でらトーク

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豪華帆船 SUPER DELUXE号のキャプテンが、海や街を航海するおはなし。                  写真は的矢湾

1990年になるとDISCO-DORIチームも解散となり

オーナーのハンス シュローダー氏も 日本を去ることになる。

南アフリカでワイナリーを始めるためだ。

DISCO-DORI2世は名古屋の方へお嫁にいきました。


それからしばらくの間、私は丘人間となり

海から遠い 柏市へ行くことになる。

5~6年は我慢しましたが、禁断症状が出るようになり

住居は横浜にし 柏までの通勤を決意。

合わせてヨット再活動も決意。


2001年 春 ヨット雑誌の広告に このシリーズでも触れた

旧 ITSUKI →清水へ行って改名 小政 が売りに出ていることを

知る。運命か。。。。。。。

幸い、まだ売れておらず、購入を決意する。


実家で進水式をして ヨットとの出会いとなった船。

次に出会ったシュローダー氏にもお世話になり

転校と同時に上京した運命の船。

葉山でもたくさん乗った船。青春そのもの(昭和の言葉かなニコニコ

今度はその船のオーナーになれるドキドキ


こんな嬉しいことはない。


とんとん拍子で時間が流れ

回航となった。

とりあえず、油壺のシーボニアに数カ月置くことにして

清水を出る。 途中 石廊崎でアクシデント発生!

風がなくエンジンで走行中こと、突然 キャビンから黒煙が吹き出る。

あわてて入ると、まるで火災。

原因は 冷却水の排出パイプが折れて 船内に水が

あふれ出ている。

それもかなりの量だ。

沈むことも頭をよぎる。

その水がエンジンに達し 黒煙が上がっている。

冷静に冷静に。落ち着け  まずは排水だ!

エンジンを止め事故の連絡をシーボニアへ入れ

持ち合わせていた電動排水ポンプで排水を開始。

バッテリーが水没しないようにキャビンの高い位置に移動する。

幸いにも風が吹き出し それも南風が。

セイルをあげて 走りだせたのもラッキー

でも目的地までまだ8時間はかかる距離

とにかく排水しながらセイリング。ずーっと排水作業

日も暮れた 20:00ころ やっとシーボニアに到着。

ハーバーの方も待っていてくれて曳航されて入港した。

回航を手伝ってくれたヨタローさん

シーボニアで待っていてくれた エンドレスサマーの篠澤さん

当時シーボニアのマスターだった仁藤さん ありがとう。

今も鮮明に覚えています。

 

つづく