自作したセロー225のフォークスタビライザー、大変に効果的で、先日も船形山へ登山の際に気持ちよくダートを走って来ました。

それは良かったのですが、メンテスタンドに載せて洗車中にぶっ倒してしまいました。

セローのアンダーガードは形状的にメンテスタンドに載せた時に不安定なので、いつもは端材を噛ませたりして対策してたのですが、油断してました。

運悪くバラの木に倒れ込んだ上に、ハンドルが地面にめり込んでしまい、起こすのにえらい苦労しました。腰痛いのに．．．(泣)

幸い破損はなかったのですが、よくよく見ると、あれ、フォーク捩れてる？

前から見るとフロントタイヤとフロントフェンダーの向きがズレてます。

何気なくフォークを押し縮めてみると、戻って来ない？

やはりフォークの並行がおかしくなってる模様。

もしかして、せっかく作ったスタビライザーもう死んでしまったん？と思いつつ、試しにフォークスタビライザーのボルトを全て緩めていくと、あるところでグンッとフォークが動いて正常位置に戻りました。

ちなみにノーマル状態の時の様に、人力で捩れを戻すのは無理でした。そのためのスタビライザーなんだからそりゃそうか。

原因は左右を繋ぐプレートのボルト穴に多少遊びがあることと、クランプ部自体が回転してしまっていた事でした。

いずれもごく僅かなズレですが、フォークにストレスを掛けて動きを悪くするには十分だということですね。

やはりフォークの整列大事。

まあ多分こういうこともあるだろうなと頭の片隅では考えてましたが、実際に事象が確認できたのは収穫でした。

実際問題、クランプは締めすぎるとフォークの動きに悪影響が出るし、ジュラルミンではあまり締め付けトルクを上げられないので、ある限界点を超える力が掛かったら動いて逃すというのが合理的かと思います。1箇所を極端に強化しても他が壊れるだけだし。

今後はフォークの動きはこまめに点検して、問題がある場合は黙ってスタビライザーを緩めて締め直しですね。

フォークスタビライザーの注意点