今より700年以上前の鎌倉時代
後に禅宗『曹洞宗』の開祖となる、道元は
真の仏教を学ぶため、
「宋」にわたる。
そこで、老齢の「典座」(寺院での食事をつかさどる役職)
とであう。
話してみると、非常に立派なそうでわかる。
典座が『典座の作務があるので、帰らないといけない」というと
道元は
「食事の準備などあなたのような方がしなくても、
ほかにも若い僧侶などもいるでしょう。
ぜひ、今日ははお泊り下さい。」
とひきとめる。
それに対して老典座は
「異国のお若い方、あなたはまだ仏教について良く理解しておられないようだ」
という。
それを聞いて、道元はショックを受ける。
(続く)