2012-08-28に書いた記事の再アップです。

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靖国神社へ参拝に行ってきたのだが、

パル判事について書きたくなったので、書きます。

パル判事、博士こと
ラダビノード・パル(1886-1967 パールと表記される場合も多い)
はインド人、国際法学者、弁護士、判事である。

東條英機元首相らいわゆる「A級戦犯」と呼ばれる、日本の指導者だった人々にたいする裁判、極東国際軍事裁判(東京裁判)
の判事だった人です。

判事のなか、ただ一人、日本人被告に対して「全員無罪」の
判決の意見を出した方です。

戦勝国が、戦争(大東亜戦争、太平洋戦争)を「日本による侵略戦争」と定義し、敗戦国である日本の指導者たちを一方的に、「戦犯」として
裁くことを

「復讐の儀式にすぎない」と批判しています。

東京裁判より、数年後、朝鮮戦争の最中、日本の主権回復後に来日したパル博士は

「戦争が犯罪であるといなら、今朝鮮で戦っている将軍をはじめ、
トルーマン、スターリン、李承晩(韓国初代大統領)、金日成、毛沢東
にいたるまで、戦争犯罪人として裁くべきである。
戦争が犯罪でないというのなら、なぜ日本とドイツの指導者のみを裁いたのか。

勝ったがゆえに正義で、負けたがゆえに罪悪であるというのなら、
もはやそこには正義も法律も真理もない。

力による暴力の優劣だけがすべてを決定する社会に、
信頼も平和もあろうはずがない。

われわれは何よりもまず、この失われた《法の真理》を奪い返さなければならぬ。」

「今後も世界に戦争は絶える事はないであろう。しかして、そのたびに
国際法は弊履のごとく破られるであろう。

だが、こんご、国際軍事裁判はひらかれることなく、世界は国際無法社会に突入する。その責任はニュルンベルグと東京で開いた連合国
の国際法を無視した復讐裁判の結果であることをわれわれは忘れてはならない。」

「日本は独立したといっているが、これは独立でもなんでもない。
しいて独立と言う言葉を使いたければ、半独立といっていい
いまだに、アメリカから与えられた憲法の許で、日米安全保障条約に依存し、東京裁判史観というゆがめられた自虐史観や、アメリカナイズされたものの見方や考え方が少しも直っていない。
日本人よ、日本に帰れ!とわたくしはいいたい」

と強い口調で、述べました。

このパル氏のことばから、学ぶことが多々あるのではないでしょうか。







ラダビノード・パル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB

*パル博士の言葉は、 「パール博士のことば 田中正明著 発行 下中記念財団」 より引用いたしました。