令和2(2020)年2月2日(日曜日)晴れ

 

 皆さんお元気ですか?東京は昨日今日と晴天にめぐまれました。

 

 私はこの休みも遠出をしないで過ごしました。インフルエンザや新型コロナウイルスによる肺炎が怖いのであえて人混みには出かけません(笑)

 

 地元の善福寺公園では今日、白梅と河津桜が開花しました・・・暖かい冬です。

 

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 渡り鳥のオナガガモやキンクロハジロが少ないのも暖冬のせいかもしれませんね・・・よその水辺はどうなっているのでしょう・・・。

 

 渡り鳥の数は少ないのですが、昨日今日はいろいろな種類の留鳥を見ることができました。

 

 

 オナガ(尾長)はカラスの仲間。長い尾羽を伸ばして飛び交う姿が優美です。黒い頭はベレー帽をかぶっているように見えます。



 

 

 

 

 

 

 

 

 尾羽が無いので体が丸く見えるカイツブリ。漢字をあてると「鳰」(「にお」と読む、水に入る鳥 を意味する和製漢字です)。

 

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 真っ黒なカワウ(川鵜)と、

 

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 真っ白なダイサギ(大鷺)

 

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 カイツブリやカワウは水に潜って水中を泳ぎ餌を捕えます。カイツブリは潜水名人で一度潜ると数十秒間水中にいて、潜ったところからずいぶん離れた場所にひょっこりと頭を出します。 

 これに対してダイサギは水深の浅い場所に長い脚でジッと立っていて、長い首とくちばしをスッと水中に伸ばして近づいてきた餌を捕えます。

 

 

 

 

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 不鮮明な写真ですがUPします。アオサギ(青鷺)です。

 彼らはこの池の中の島(ヒトは渡れません)に生えている樹木にコロニーを作って棲息しています。土曜日には4羽を目視確認できました。

 

 

 これまた、不鮮明で残念ですが、水辺の藪に潜むゴイサギ(五位鷺)です。

 先週のブログにゴイサギの幼鳥の動画をUPしましたが、あの幼鳥の親鳥だと思います。

 

 ゴイサギは醍醐天皇(在位897年~930年)の思し召しにしたがって大人しく捕えられ、その神妙な振る舞いから五位の官位を授けられたという命名の由来を持ちます(平家物語巻第五「朝敵揃」より)。

 捕えられた鷺のその後が気になりますが、食べられてしまったわけではありません。頸に「今日よりのちは鷺のなかの王たるべし」という札を懸けて空に放ってやったそうです。

 

 

 

 最後は、先週に引き続いて善福寺公園の人気者カワセミ君です。

 

 

 

 土曜日の午前中、上の写真を撮った場所とは別の観察地点での話なのですが、こんなことがありました・・・

 小学生の団体が野鳥調査をやっていたのですよ。で、水鳥に目を奪われてカワセミに気づかずにいた彼らに、「あそこにカワセミがいるよ!」と指をさして教えてあげたところ「どこ?どこ?」と探している目の前をもう一羽のカワセミがスッと横切り仲間のもとへ・・・カワセミの番(つがい)を見たのは初めてだったので子供たちと一緒に私も大喜びしました。
 

 

 令和2年2月9日(日曜日)追記

 

 昨日、善福寺公園でゴイサギとジョウビタキに出会うことができました。これまでの画像よりも比較的マシな写真が撮れましたので追加します。

 

 

 ゴイサギ(五位鷺) 

 

 

 
 
 これはジョウビタキ(尉鶲)の♂
 太ったスズメより二回りほど大きい印象です。
 1月26日のブログに登場したジョウビタキと同じ場所で出会いました。彼らに縄張りがあるのならば1月26日に出会ったものと同じ個体かもしれません。
 

 

 

 

 

 オレンジ色の腹部とメタリックシルバーの後頭部が美しい鳥です。たぶん近くに♀がいると思うのですがまだ出会えていません。もっとも、♀の体色は♂に比べて目立たないので、すぐそばにいても気がつかないだけかもしれません。