スプリンターにとって春は高松宮記念、秋にはスプリンターズSとGIレースは年に2本しかないのだから、基本的にこのスプリンターズSを目標にしない馬はいない。


天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念とGIが3本ある古馬の中、長距離路線とは訳が違う。


その本番のスプリンターズSを目前に控える中、このセントウルSを考えるに、陣営の頭の内を読む必要がある。


“ここも勝って、スプリンターズSも勝ちたい”


これが当然、ベストなのだがここを使ってスプリンターズSも勝った馬は過去10年で5頭いるが、ここを勝ってスプリンターズも勝ったとなるとビリーヴしかいない。

それを考えると共に2戦を勝つのはなかなか難しいこと。私の経験から言えば、どっちつかずが最も良くないと思う。


叩き台として割り切るか、それとも先を考えずにこのセントウルSをメイチで仕上げるか?


もちろんスプリンターズSを考えずにここをメイチで勝負する馬はいる。


1つがサマースプリントシリーズチャンピオンの可能性のある馬。今回で言えばメリッサがそれにあたる。


そしてもう1つが、ここで賞金の上積みをしなければスプリンターズSの出走が出来ない馬だ。ついつい前者のことに注目して後者のことは忘れがちになるが、そういった馬は必ずいる。


最も注目したいのは後者の馬だ。


メリッサの勝負気配が高いのは当然チャンピオンが手の届くところにある以上、当たり前だが、夏場を使われてきたツケ

を思うと過信はできない。

夏もそれほど使われておらず余力があるものの、ただし今のままではスプリンターズS出走に手が届かない馬がいれば絶対に注目するべきだ。


不思議なもので全部の馬主がそうであるとは言わないが、本来はGIでは力不足の可能性が過去に実績から高い馬でも、とにかくGIに出ればもしかして…と考える方が多く、そのためにはまず、ここで賞金の上積みをしてスプリンターズS出走が至上命令となる場合がある。


ういった馬を注目すべきレースであることをお伝えしておく。