“秋の開幕を告げるレース”


そんなフレーズでお馴染みの京成杯AHですが、過去レースを振り返ると、まだまだ夏競馬の延長戦である傾向が出ているレースと言えるでしょう。


過去10年で7月、8月に出走のなかった馬の連対は20頭中4頭。


04年のマイネルモルゲン、07年のキングストレイル、08年のきすトゥヘヴン、レッツゴーキリシマ。

そのうち、キングストレイルを除く3頭は休み前にGIレースに出走していました。今年で言うと6月の安田記念(13着)以来となるサンカルロが該当しますが、その久々といった事に加えて57キロのトップハンデ、さらには開幕週の馬場を考えると過信は禁物でしょう。


ところがこのサンカルロ、どうしてもスプリンターズSへの出走に向けて賞金加算を是が非でもしたい状況にある馬。それを考えると“叩き台”では済みそうもありません。いろいろなことがあっての京王杯AH出走でしょうが、セントウルに登録すらしなかったのは頭数?相手関係?を考慮してのことかもしれません。


そうなると最終的な結論は現時点における馬の状態の見極めが重要になってくると言えます。京成杯AHのキーポイントとなる1頭であるとお伝えしておきます。


ローテーションで言えば注目すべきは過去10年で何故か優勝馬はいないものの2着に6頭、3着に4頭が入っている関屋記念組みになるでしょう。


今年はセイクリッドバレー、テイエムアタック、ムラマサノヨートーの3頭(関屋記念の後に他のレースを使った馬はキャプテンベガ、ダイシンプランがいますが)が出走。

ローテーション的な問題に加え、新潟の速い馬場で好走をした関屋記念組みが恐らく、開幕週となる京成杯AHにおいても好走する要因となっているのでしょうね。


そして最後のもう1点、関西馬の存在がキーポイントになります。阪神で芝のマイル前後のレースは最終週のポートアイランドSまで番組が他になく、それを考えればハンデ戦ということもあり、ここに遠征してくる馬は注目する必要が当然あります。

過去にも昨年のアップドラフト(14番人気2着)、レッツゴーキリシマ(10番人気2着)、ステキシンスケクン(10番人気1着)など10番人気以下で連対した馬はいずれも関西馬。


今年も人気薄となりそうな関西馬に注目するのは言うまでもありません。