あのディープインパクトが3冠馬となってからはや5年。


今年もその1冠目となる皐月賞が行われる。ここを落としてもダービー馬にはなれるが、3冠馬にはなれない。

その3冠馬の権利を唯一、手にするのは真に3冠馬を狙える力を持つ馬なのか?

それともトリッキーな中山コースを見方にすることができる馬なのか?


残念ならがパンパンの良馬場が見込めないこの馬場では馬を上手に操る騎手の力がものを言うかもしれない。


リルダヴァル
小倉デビューと聞くと意外かもしれないが、過去にメイショウサムソン、ドリームパスポートといった皐月賞で好走した馬がデビューしている。その夏場で小倉デビューした理由は早めに賞金を獲得し、余裕を持ったローテーションでクラシックに臨みたいとの意向があったに違いない。悪夢の骨折から半年の休養を余儀なくされたが、誰もがその当時はクラシック最有力候補の1頭であると認めた馬。叩き2戦目となる今回はここで好走しなければダービー出走が危うい以上、メイチ勝負であるのは間違いない。


ハンソデバンド
デビューから5戦5連対と連対率は100%と安定性は高い。距離が長い、長いと言いながら、そのセンスと脚質は中山の内回り2000Mはこういったタイプが怖い。好枠を引き当て、先週に桜花賞を制した蛯名騎手の勢いもあって侮れない1頭だが、問題はこのローテーション。ここまでの走りから皐月賞を叩いてダービーが目標といたようには思えないのだが…。


ネオヴァンドーム
父ネオユニヴァースで皐月賞、ダービーを勝ったのがデムーロ騎手。そのデムーロ騎手をして、「父に似ている」と言わしめ、今回も都合がつけばこの馬の為に来日予定だったのだから、恐らくこの馬の能力は相当なものだろう。しかし、これまたきさらぎ賞からのローテーションに?が付く。鞍上を空けてデムーロを待っていたとの話しもあり、それで間隔が開いたのなら何とも言い難いが…。


レーヴドリアン
デビュー以来4戦、全てで最速の上がりをマーク。当然、決め手はここでも屈指の存在になるが、この内回りの中山でそれが活きるとなると話しは別。あのディープインパクトもまくり気味の進出し、4角では9番手だった。鞍上が色気を持たず、自分の競馬に専念した上で、展開も向くようならば上位もあるかもしれないが、ローテーションからするとダービーが大目標?


ゲシュタルト
今となっては直線で不利のあったこぶし賞で桜花賞2着のオウケンサクラにコンマ2秒の競馬ならば、前走のスプリングS10番人気はあまりにも人気がなさ過ぎたか?まだ素質だけで走っているところがあるが、皐月賞向きのタイプでこの枠も見方になるだろう。心配なのは減り続けている馬体。追い切り後に508キロだったが再度輸送で減る可能性もあり、そうなるとテンションが高くなる=こぶし賞の時のように出遅れが心配。


ローズキングダム
「皐月賞はパスしてダービーに向いたい」。スプリングS後に発表された陣営のコメント。その後、そのコメントは取り消されることになったがこのコメントには、ダービーが最大の目標であること、そして馬場の悪化している中山を走らせることを望んでいないことが窺える。特に馬場については再三、口にする陣営。パンパンの良馬場が見込めない今回は割引が必要か?しかし、東京スポーツ杯2歳S、朝日杯FSと活躍を見せただけに底力だけで上位を争っても驚けない。


ヴィクトワールピサ
実は昨年のダービー馬、ロジユニヴァースのデビュー戦の手綱をとったのは武豊騎手。その後、武豊騎手はリーチザクラウンとクラシックを歩むもダービーではそのロジユニヴァースに敗退。その武豊騎手が今年、ずっと手綱をとってきたのがこのヴィクトワールピサ。その意味を知ればここも当然主役の1頭。好位からの競馬、後方からの競馬、馬込みから抜け出す競馬と、あらゆる競馬で答えを出してきた以上、死角はあえて岩田騎手への乗り替りぐらいしか見当たらないが昨年の皐月賞ジョッキーにそんなことを言うのは失礼か?