・西川賢(ウエスタン)ヤリ度【A】
代表馬ウエスタンビーナス、ウエスタンディオ、ウエスタンヒート

中山馬主会の会長を務める毛利オーナーと並んで中山で“ヤリ”が仕込まれる要注目馬主。本業は都内にある某芸能プロダクションの社長さんで、北海道で「ウエスタンファーム(※登録名は北西牧場)」を所有しているオーナーブリーダーでもある。また中山馬主協会の要職を務めており、過去3年の全競馬場トータル成績が27勝に対し、約三分の一に相当する8勝をお膝元の中山でマークしている。また現在中央では十数頭しか所有しておらず“ヤリ”が見極めやすいのも特徴。看板馬ウエスタンビーナスが7番人気で2着に激走した05年のフェアリーSほか、中山で出走する馬は人気薄でも馬券に加えておいた方が無難だ。

余談だが05年のフェアリーSを勝ったのは大城敬三オーナーの勝負馬ダイワパッションで、「中山ご当地馬主」のワンツー決着。6・7番人気の組み合わせにも関わらず馬連6640円、3着に10番人気馬が入った3連単は16万7960円“しか”つかなかった。この結果をどう思うかは、個々の想像に任せるとしよう。


・堀紘一(アイアム)ヤリ度【A】
代表馬アイアムカミノマゴ、アイアムネオ、アイアムルビー

TVや各種メディアで論客として競馬ファンに有名な名物馬主。本業は経営コンサルタントほか複数の会社で代表取締役を兼任している。所属している中山競馬場で“ヤリ”が仕込まれるケースが目立つ。過去3年で東京では【4-3-4-40】に対し、中山では【9-4-8-39】勝率15%、連対率22%、複勝率37%とハッキリとした差がある。聞く所によると勝負馬が仕込まれる際はほぼ例外なく競馬場に来場するらしいので、パドックで堀紘一オーナーを見かけたら激アツ確定だ。
また堀氏の長男は社台グループ総帥・吉田照哉社長の長女と結婚している。最近は親族関係もあってか社台グループも走る馬を回しているから、近い将来アイアムのGⅠ馬が誕生するかも知れないぜ。


・大城敬三(ダイワ)ヤリ度【B】
代表馬ダイワディライト、ダイワワイルドボア、ダイワスカーレット

ダイワメジャー、ダイワスカーレットなど競馬界を代表する大物個人馬主の一人だ。中山競馬場がある船橋は大城オーナー本業のお膝元。08年にはダイワスカーレットが有馬記念を制覇、兄ダイワメジャーも皐月賞(05年)を勝っている。また、兄妹で出走した07年の有馬記念でも2着スカーレット、3着メジャーと、お膝元の中山では頻繁に勝負馬が仕込まれる傾向が強い。09年12月に行なわれた朝日杯FSではダイワバーバリアンが5番人気で3着と好走。お膝元の中山だとメチャクチャ使ってくるのが特徴だが、その中に“ヤリ”が仕込まれている場合もあるので常に注意が必要だ。
それ以外のわかりやすい勝負パターンは、関西馬に預託している馬が中山に遠征してきたとき。ダイワスカーレット(栗東・松田国厩舎)、ダイワバーバリアン(栗東・矢作厩舎)が典型例だ。また、大城氏が初めて馬主になったのは地方・大井競馬で、その際に預託した厩舎がダイワバーバリアンを管理する矢作芳人センセイの父・矢作和人元調教師というつながりもある。


・荻原昭二(ツクバ・ウェディング・ヘイアン)ヤリ度【B】
代表馬ウェディングフジコ、ツクバフージン、ツクバグローバル

荻原昭二オーナーは千葉・茨城で広く冠婚葬祭業を営む「ライフランドグループ」の会長。09年暮れの5回中山ではターコイズSを制したウェディングフジコほか、お膝元の中山で5戦して3勝2着1回と大暴れ。。
ライフランドグループは地元ではかなり知られた存在で、千葉の主要都市には大概「ライフケア○○(※市名)会堂」がある。オーナー・サイダーは“地元に錦を飾るオーナーの勝負鞍に便乗する馬券術”だけど、ほかの競馬場でも“地元の人間だからこそわかるご当地馬主”がいるかも知れないぜ。


・中村政勝 ヤリ度【B】
代表馬アルコセニョーラ、センカク、ユウシャ

代表馬アルコセニューラはローカル巧者のイメージが強いが、オーナーのお膝元中山でも秋華賞トライアル紫苑Sを快勝している。本業は市川・本八幡(※土地勘の無い奴はサッパリわからないと思うけど中山競馬場は超近い)の有力者で、過去3年の全競馬場トータル成績が14勝に対し、6勝をお膝元の中山でマーク。さらに愛馬を預託しているのが関東の中堅厩舎ばかりなので、勝負馬であってもまず人気にならない。中山での単勝回収率は162%と驚異的な数字を残しているから、マイナー厩舎(失礼)でも臆せず狙ってみな。