ステイヤーズSの次に長い3400Mのマラソンレース。


コース形態、枠順云々よりも、いかにこの長丁場で折り合いをつけてスタミナを温存するかがポイント。

またスタミナと言ってもこのレースだけでなく、ここまでのローテーションによる疲労度も考慮に入れる必要がある。

昨年、このレースで1番人気だったのはフローテーション。

3000Mの菊花賞で2着、3600MのステイヤーズSで2着、2500Mの有馬記念で9着。

有馬記念は相手が強かったり、距離が3000M以下になることもあって、競馬ファンはその有馬記念を度外視してこのダイヤモンドSで1番人気に支持した訳ですが結果は12着。

折り合いを欠いたところもありましたが、菊花賞からの連戦の疲れがあったとも考えられます。

奇しくもフローテーションと全く同じローテーションで出走してくるフォゲッタブルは果たして?


トウカイトリック
現役屈指のスタミナ自慢。07年には実際にこのレースを勝っている。明けて8歳となったが万葉Sの走りを見る限り、年齢的な衰えは皆無。トップハンデ57.5キロと急遽、騎乗の決まった大庭騎手のテン乗りは正直気になるが、今年のメンバーならばチャンスは十分。


エーシンダードマン
1600万条件の馬でここは格上挑戦の形。しかし、菊花賞4着、このダイヤモンドSも4着、6着という実績があり無視するのは早計。ケイ古をポリトラックに変え、接着装蹄(釘を使わずに蹄鉄を蹄に装着する方法)にしてから走りが変わったとの報告もあり、53キロのハンデならば一発があって驚けない。


ダイワワイルドボア
ステイヤーズSは57キロでフォゲッタブルからコンマ4秒差の6着。今回は斤量が54キロとなることから前進が期待できるものの年明け3戦目であることを考えると上がり目?前走、早めに動いたのが仇となったことから今回は末脚を活かす競馬になるようだが右回りに比べて左回りはスムーズでなく…


フォゲッタブル
昨年夏には1000万条件を勝ちきれなかった馬が秋には菊花賞2着、ステイヤーズS1着、有馬記念4着と大変身。元々、陣営が晩成タイプと言ってきたがいよいよ本格化したようだ。問題は昨秋の激戦の疲れと初コース。昨年フローテーションが同じローテーションで12着に敗退。今回のケイ古の動きも多少モタれるような面を見せていたのが気になる。


ポップロック
有馬記念、ジャパンCで2着の実績はここでは断然。しかし最後に連対したのが07年のジャパンCであり、また9歳ということを考えると前走の5着だけで復調したと判断するのはどうか?さらに長距離戦での好走は上がり勝負の競馬が多いことから本質的は中距離向きでは?


メイショウドンタク
前走、初の3000Mを超える万葉Sで3着。先着されたトウカイトリック、モンテクリスエスも出走することから分が悪いように思えるが、万葉Sはデキが万全ではなかったようで「本調子なら勝てていたかも」とはレース後の武豊騎手のコメント。リフレッシュされた今回はケイ古の動きも抜群で切れる脚のないこの馬には雨が残る馬場も味方するはずだ。


ヒカルカザブエ
前走の金杯は脚を余す形の7着。これまでのレース振りから切れすぎる感はあるが、実際昨年、道悪の阪神大賞典で2着から持久力も兼ね備えていることが分かる。“行った、行った”のアルゼンチン共和国杯で初コースながら猛然と追い込んできたように東京コースにも適性があり、叩き3戦目の今回は勝機十分。