三人は、ひたすら荒れ果てた大地を歩いている
チキン「なんか歩いていても何にも変わらない風景だから、どこを歩いているか分からないな」
Mr.T「安心しろ、そのためにオレがいる」
チキン「いくらお前でも超能力がない限り位地なんて分からないんじゃあ・・・・」
Mr.T「この状況を分かっていたからGPSを持っているのさ」
チキン「なんだって!?」
Mr.T「オレはここから出たら見ての通り荒れ地で必ず迷うだろう。特にチキンが一緒だと余計に迷う」
チキン「やかましいわ!!」
Mr.T「それに他の人間も一緒に出るなんて考えてなかったから他の人間に頼ることはできないと考えていた」
ジー「確かにそうよね」
Mr.T「だからオレはガーディアンに入る前にいろいろと用意をしていたのさ」
チキン「なるほどねぇ~」
Mr.T「お前だったらこんな準備を用意できなかっただろうけど」
チキン「で・できるさぁ~」
ジー「焦っている~(笑)」
Mr.T「GPSはガーディアンの出口から10メートル歩いたところの岩陰に隠しといた」
ジー「あっ!!だから出てから少し止まっていたんだ」
チキン「でもGPSが見つかったら終わりなんじゃ・・・・」
Mr.T「ガーディアンに来る人間なんて滅多にいない。しかもガーディアンから出る人間もいない」
チキン「なるほどね」
Mr.T「もし裏口から出た場合でも一度出口に行ってGPSを取るつもりだったのさ」
チキン「さすがだな、オレが認めた弟だけにやるね~♪」
Mr.T「お前に認められたらお終いだな」
ジー「ふふふふっ・・・・・・」
チキン「笑うなぁ~!!」
Mr.T「さて目的地まであと少しだ」
チキン「もしかして街が!?」
Mr.T「いや、まずはオレが世話になった場所であり情報や準備をしていたところへ行く」
チキン「そんなところに行くのか?」
Mr.T「そこにはこれからの全てが揃っているはずだ」
(つづく・・・)