チキン「それじゃあ、その街にまず行ってみないか?」






ジー「それがいいわね」







Mr.T「しかし一つ問題が・・・・」






チキン「なんだよ、問題って」






Mr.T「近くになったら話す」






チキン「それじゃあガーディアンとお別れだな」






ジー「そうね、あまりここにいても危ないし」






Mr.T「それじゃあ行くか」






その時チキンはガーディアンを見上げた





チキン「今までありがとうな。だけどオレは先に進まなきゃいけないんだ」






Mr.T「おい、どうした?早く行くぞ」






チキン「おう!!」





三人はガーディアンを離れていく





チキン「あのさ、ぐっちは平気かな?」






Mr.T「わからない、ただ警備員に捕まって酷いことされなければいいが」





ジー「確かに心配だわ」






チキン「それにポテトのこともあるし・・・・」






Mr.T「心配するな、お前は何のために出てきたんだよ」







チキン「そうだな、オレが心配してどうするんだって話だな。ポテトの為にもオレは親を見つけて自由を取り戻すのさ」





Mr.T「あぁ」






その頃ガーディアンでは・・・・・








警備員「お前は、なぜここから出ようとした!!」






ぐっち「・・・・・・・」







警備員「黙っていたら何も分からないだろうが!!」





警備員はぐっちを殴る






ぐっちの体は傷だらけである






警備員に捕まってから拷問のように殴られて蹴られて






それでもぐっちは何も話さなかったのである





それはチキンたちと出会い変わったからである







その頃三人は・・・・・






チキン「なぁ、いくら歩いても砂漠しかないぜ」






Mr.T「当分はこの景色が続くだろう」





チキン「マジかよ、こんな世界にしたのはどんなやつなんだろう」







ジー「相当悪い人間に違いないわね」






Mr.T「少なくとも良い人間ではないな」







チキン「こんな世界にして何が楽しいんだろう」





Mr.T「それはやった人間にしかわからない」







チキン「その人間に会ってみたいけどな」





Mr.T「だが危険だ」






チキン「分かってるよ、オレは親を見つけて平和に暮らせればいいさ」





ジー「それにしても何も無いわね」






Mr.T「それだけ酷いことだっていう意味だな」





チキン「まるで地獄だな」






三人のいる場所は世界の中で最も荒れ果てた場所なのである





かつては栄えていた場所や荒れていた場所






どちらも関係なく同じような光景になっている





その頃






とある場所では・・・・






???「順調にやっているか?」







科学者「もちろんです」





???「次はどこを消そうか?」





(つづく・・・)