ソアレリミテッドS 68UL-S インプレ | 釣果向上委員会 城崎本部

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釣りは、日々、修行なり。

爆弾低気圧が暴れまわって、海は荒れ狂い、風は吹き荒れてアジングにも行けず退屈なのでインプレ記事アップします。(笑)


ソアレリミテッドS 68UL-S

ネットで、いろいろインプレを探してもあまりヒットしないので、これから購入を考えている方に向けて、ワシなり使用感をワシなりに書いてみようと思います。


ソアレリミテッド
S 68UL-S

ソアレリミテッド
S73/76UL-S

この2モデルが発売されていますが、アジングしかしないワシは、S 68UL-Sをチョイスして購入しました。

皆様ご存知、見た目はこんな感じです。


特に派手な装飾は無く、レーシングカーのような無駄のないルックスは、【只者では無い】感を、かもし出してます。(笑)

オトナ向けの真っ黒にゴールド少なめの色使い。




次に、
このロッドには、プラケースはありません。

いやらしいほど成り金デザインの高級感しかないソフトケースに入って販売されてます。



アジングロッド=軽さ   

そんな世の中の流れになっている気がしないでも無いですが、このリミテッドに関しては、全くそっちの方向性ではなく、 68レングスで61gと、軽いですが無茶苦茶軽いわけでもない仕上がり。


ロッドそのものに関しては、
X-TUNEとの大きな違いとして、【カーボンモノコックグリップ】の形状が大きく変わってます。

X-TUNEのカーボンモノコックグリップはこちらのように、円錐形でラッパズボンのような形状。


そして、今回のリミテッドのカーボンモノコックグリップはこちら・・・


ちょっとわかりにくいですね〜。

こちら、ネット画像引用ですが、

角の丸い三角形で、斜めにカットされ、グリップエンドはラバーでキャップ処理になっています。

このグリップについての使用感としては機能的にどうとかの違いは特に感じませんが、ダブルハンドで軽く手を添えてキャストする時、シックリと握れて、キャスト時のブレは全くありません。(^^)

ただ、レングスのバランスを保つためにか、若干長い仕上がりになっていますので、この前の雨の中での釣行の時、ゴム系のレインウェアの腕のシワの部分に、グリップエンドがちょっと触れるだけで、【ドゥン!】と手元まで来る反響感度が、アジのアタリと勘違いして、何回もカラ合わせしてしまうほどでしたので、ロッドを操作する時のグリップエンドの位置に注意と慣れが必要だと感じました。

これは、X-TUNEのS 610LSも、ほぼ同じ感じだったので、慣れるしか無いと思います。


次に大きく変わったガイド。
Xガイドエアロチタン。

X-TUNEでは、一本足でしたが、
中空のチタンパイプでトルザイトリングを、包み込むような二本足の形状で、とにかく軽くて強いらしいデスが、ロッドに組んであるんで比較は出来ませんのでメーカーさんの公表を信じましょう。(笑)


使用感としてはガイドが軽くなったせいなのか、ロッドのレングス(長さ)とULアクションのせいなのかはよくわかりませんが、とにかく振り抜きは飛躍的に軽く、シュパッ!とキャスト出来ます。
0.6gのジグ単でも飛距離は不都合無くストレスレス(笑)

ちなみに、0.4g〜8.0gまでのルアーウエイトのキャパがあるので、ラインセレクトにもよりますが、替えスプールでエステルとPEを使い分けるなどの対策すれば、これ一本で、なんでも出来ちゃうロッドですね。(^^)


次に、トップガイドは、これまたチタンフレームXガイドで、X-TUNE同様、ちっちゃくて軽くて老眼泣かせ、リミテッドのトップガイドはゴールドに輝く高級なイメージです。




このゴールドには特に意味は無いでしょうが、所有する喜びは刺激されます。(笑)




次にリールシートは、X-TUNE同様、ブリッジライクシート。


S 68UL-Sはこのようにダウンロックつまり、下向きネジを締め込んでリールを固定するタイプです。

艶消しブラックで、無駄な装飾無し!
素材の硬度が上がって感度も上がったとかの記事も見ましたが、実際にはわかりません。



ですが、X-TUNE  S604LSやS508LSと比べて、アクションが柔らかくなってレングスも伸びているにもかかわらず、アジのアタリに関して言えば、手感度は同等、または少し上回る?

そんな印象です。

これは、ロッド全体の重量が軽くなった事も影響しているような気がします。


ダウンロックのリールシートスクリュー、これは、アジングのロッド操作において、ロッドを立てる動作がやり易いように・・・
との事ですが、いまいちその意味がワシにはわからんけど、人差し指をブランクスに直接触れられるので、指先に反響する感度は、コンッ!とアジのアタリが明確に出て、超高感度です。

ちなみに、S73/76UL-Sはアップロックでリールを固定する方式です。
グリップ自体が逆付けになってます。

反響感度については、
少々の風で、ラインがボワーンとハランでのドリフトでも、トン!と感じ取れる感度は、もはや反則レベルですね。(エステル使用時)




なにやらよくわからんですが、スパイラルXコアとか、ナノアロイテクノロジー技術とか、トレカとかの最新素材や最新技術が惜しげも無く詰め込んであるらしいこのロッド。


メーカーのロッドの説明だとこんな紹介になってます。

以下、シマノHPから抜粋
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  • S68UL-S

    超攻撃型のロッドと言えよう。通常、乗せ掛けと表現されるULパワーながら、ブランクスのさらなる高弾性化、そしてスパイラルXコアにより操作性やパワーはLクラス並。Xガイド、ブリッジライクシートも相まって文字通り想像を超える感度。それでいてジワっと曲がるULセッティング。圧倒的な情報量を武器に状況をとらえ魚を察知し、掛けに行く。ディープエリアでも操作性を失わず、シャローな釣りもテクニカルにこなす。


    S68UL-S
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アジのアタリの感度の出方や反響感度の高さ!

に皆さん一番興味があるようですが、このロッドは、【流れの重さ】とか、【流れの変化】
とか【潮汐に引っ張られる】とか、逆に【潮汐抜けしてテンションが抜ける】とかの感知能力にも優れていると感じました。


アジングのロッド操作は、サビいてチョンチョン、スゥーー   ストン!

とか、連続したトゥイッチなど多様します。逆にジグヘッドをなるべく動かさずにラインテンションだけを一定にして我慢する誘いとかもありますが、そのアクションの最中に、水の中の抵抗に変化を感じるタイミングがあります。

その変化の周辺で、例えばフォールの間に変化を付けたりすると・・・


【コンっ!】と明確にアタリが出たり、まさにアジングの一番気持ちいい瞬間を、ハッキリ明確に、、また、場合によっては、意図的に感じることが出来たりします。

なんせ、このロッド、スゲーんですよね。(笑)





ワシが思うに、
アジングをしていて、一番楽しい時間は、アジを、フックアップして釣っている時間よりも、今日のアジはどこに居て、どんな誘いで、どんな食い方をしてくるのか?

を、試行錯誤して探している、言わば、【釣れるまでの時間】が一番楽しい時間だと思うんです。

このロッドは、その、【釣れるまでの時間】が、めちゃめちゃ楽しめるんですよ!


お値段も、定価78000円(税別)と超絶ですが、買って後悔など、微塵もカケラもありません。


ターゲットは、時期によっては8匹入って113円とかの、この子たちがメインで・・・


一般の人に言わせると・・・
そんな魚釣るのに、そんな竿買うとか・・・


【アホなん?】



・・・と、まあ、そう言われたりもしますが(笑)




つまり、こうなんです!

アジが欲しいんじゃなくて、アジングがしたいんです!
これで、わかってくれる人は、そこそこルアー釣りを理解してくれている人です。(笑)


とにかく、このロッド。

ワシは、買ってみて、使ってみて、全くの後悔など微塵も無し!(笑)



もしも、このロッドにすごく興味があって、病気になりそうなくらい欲しい人がおられましたら、

ロッド欲しさがストレスになって、病気になって病院費用を使うくらいなら、と考え方を変えて、迷わず買いましょう!




アジングロッドのストラディバリウスとでも言いましょうか?
とにかく素晴らしいアジングロッドです。(^^)


以上、ソアレリミテッドS 68UL-S の、ワシなりのインプレでした。

あくまでも個人的な主観ですので、参考までにして下さい。

ロッドの無理矢理購入などによる夫婦間の亀裂や、離婚問題に発展したりした場合の、責任は一切負いませんのでよろしくお願いします。(笑)