JR小田原駅から歩いて15分ほどのところにある、報徳二宮神社(ほうとくにのみやじんじゃ)へ行ってきました。小田原城址公園に隣接しています。
樹齢300年の大杉で建立された大鳥居です。
小学校の校庭で見かける、薪を背負った「二宮金次郎像」はよく知られていますが、その金次郎は小田原市出身。報徳二宮神社は、二宮金次郎を御祭神として1894年に建立されました。
江戸時代末期に600もの農村復興に尽力した二宮金次郎の教えは「報徳」と呼ばれ、今も脈々と伝わっています。二宮金次郎は天保の大飢餓(てんぽうのだいききん)の際に、小田原城内に米蔵を開き人々に米を振る舞い、領内から一人も犠牲者を出さなかったという伝説の持ち主です。
狛犬です。
手入れが行き届いている境内は、日本庭園の中のようです。
ブロンズの二宮金次郎像は昭和3年、昭和天皇の即位記念として寄進されたものです。同じ像が全国の小学校に向けて約1000体制作されましたが、現在残っているのはこの1体です。
勤勉に励んだ二宮金次郎にあやかろうと、多くの参拝者が絵馬に学業成就や合格祈願の願い事をしています。
本殿には、二宮金次郎が人々を飢餓から救うために小田原城内に開いた米蔵の礎石(そせき)が使われているそうです。
本殿です。
報徳の杜には、レストランやカフェが併設されています。
モダンで親しみのあるデザインの施設が並びます。
きんじろうカフェです。本格イタリアンコーヒーや、金治郎オリジナルグッズなどを販売しています。
「きんじろうソフト」です。
北海道の山中牧場の牛乳を使用していて、サッパリと食べられます。
カフェの中にも、二宮金次郎像が。