京王線府中駅から歩いて3分ほどのところにある大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)へ行ってきました。111年に創建された歴史のある神社で、源義家が前九年の役の戦勝祈願で立ち寄り、源頼朝が妻の北条政子の安産祈願をしたなどの由緒があります。府中駅前には源義家の銅像があります。

源義家は大國魂神社へ立ち寄った際、戦勝祈願成就のお礼として欅(けやき)の苗1000本を寄進したと言われています。神社への道には、欅並木が続きます。欅並木は、国指定の天然記念物になっています。

欅は樹齢400年以上とも言われています。

神社の境内に着きました。武蔵国の総社であり、大國魂神社をお参りすれば、東京・埼玉・神奈川などの武蔵国の神社を全てお参りしたことになると言われています。

1951年に奉納された大鳥居は、御影石(みかげいし)製では日本一の大きさです。

中雀門(ちゅうじゃくもん)です。

1839年に奉納された狛犬は、苔むした非常に良い風合いです。

本殿です。

「総社六所宮(ろくしょぐう)」と記されており、国内の一宮から六宮までを祀っています。

本殿の奥には、樹齢1000年以上と言われている欅。

宝物殿(ほうもつでん)には、八基の神輿と大太鼓、重要文化財の狛犬などが展示されています。

松尾神社です。武蔵国の醸造家の懇請により、京都の松尾大社より勧請された神社です。

府中市内にあるサントリー武蔵野ビール工場や、多摩地域の酒蔵からのお酒が集まります。

宮乃咩神社(みやのめじんじゃ)は、源頼朝が妻の北条政子の安産祈願をした神社です。

安産祈願として柄杓(ひしゃく)が奉納されているのが特徴的です。

大鷲神社(おおとりじんじゃ)や住吉神社などもあります。