知人に頼まれて、
前の月にドラムはじめたという人に教えることになった。

しかも2か月後にはライブだという。
いやーそれはさすがに無茶だって!

どんな曲やんの?
バカっ速いやつ。こんなのおれでも叩けんよ!

現状は、どんな状態なの?
みせてもらったけど、両手両足が全部一緒に動いてる(泣)


やれやれ。まず、基本のショットから教えた。

結局、師匠に習った基礎の基礎をそのまま教えることになった。

足はあきらめた。
多分8ビートをミディアムテンポで叩けるまで年単位でかかりそう・・・

まずは、手だけやってくれ。リズムだけやってくれ!

一時間ちょっとで、ハイハットの刻みとスネアのバックビートが
それなりにサマになった。(俺って教える天才か?)


とりあえず、
オレと弟子本人が曲に合わせて叩いた動画をそれぞれとって、お開き。
結局ポイントは、師匠から言われ続けた”脱力”ということだった。
師匠に教わったすべてが理にかなってたことをあらためて知る。
どうやら、成長したのは自分のほうらしい。

ふと思ったけど、
「スタジオ代だけ払ってくれればドラム教えるよ。」
っての、前から夢だったんだよね。
今回は、そのスタイル+コーヒー一杯。
ひとつ、夢が叶った。カナ?

頼まれた相手からは、「あいつ、すごい楽しそうに叩いてますよ」
って、事後報告をもらう。

YT師匠としては、それがなによりの報酬であった。