この日はスタジオ練習だった。


少し前の記事で、上達の為の日々練習が、確立してきたことを書いて、

そのひとつ前に、イスの高さ(正しいキック)の意味について書いた。


そのように日々練習を行って気がついたことが、

次への上達や新たに気がつくことにつながってきている。


ドラムセットでプレイするとき、

キックで跳ね上がる左足の大腿部と左手が干渉して困っていた。

また、跳ね上がるヒザがスネアと干渉するのにも困っていた。

そこが気になって、キックが力み、小さくなっていた。

<足をよっこらしょと付け根から持ち上げ、叩き込んで蹴る>そういうキック。

もちろん我流。それ故、正しい奏法ではない。イコール思うようにプレイが出来ない。


この日、師匠の課題を継続練習し、

キックの元ポジションとスネアと手の関係性があらためて整理できた。


ヒザの位置は、スネアの下側のリムよりちょっと上くらい。ここでポジションが決まる。

キックでのヒザはそこから「落ちてまた元へ上がる」だけなので、

元ポジションより上に、ヒザが跳ねてくるということは、基本的にない。

スネアを柔らかく包むようにヒザがある状態が元で、ヒットしたらそこへ戻ればいい。

10年以上苦しんだ<ヒザ・スネア・左手問題>も、これで解消した。


表現細かいけど、

結論としては、力みが一つとれ、さらにプレイが安定した。

また、ヒザの元ポジション(スタンス)が決まるということは軸・体の方向性も

決まるということで、さらに安定感が増すと考えている。


こういう積み重ねなんだと思う。

結果、先週まで全然歯が立たなかった速さのリズムパターンが、

2分3分と継続できるようになった。


師匠から教わっている正しいスキルに照らし合わせて

「思い込み」をクリーニングしていく。そういうイメージがいいのかもしれない。