夏も終わりに近づいた。
ジリジリと肌を焼く陽射し。
蒼く、抜けるような空。
耳にするだけで暑苦しかったクマゼミの鳴き声も、なぜかだか懐かしく思えてくるから、不思議なものだ。
と、同時にツクツクホウシやヒグラシは、淋しさと涼を匂わす。
酷暑とよばれた昨年の夏とは打って変わり、今年の夏は足早。
わずかに肌寒さを感じさせる朝晩には、妖艶な秋が漂う。
三度(みたび)、の「時」。
夏草に夢を馳せることも無いだろう。
意地。
志し。
そして、絆。
オオチャコは、決して独りではない。
なんつったって「浜っ子」がいるんだ。
そうだ!!
陣列を組もうか!!
オオチャコを中心に横一列。
がっしと、手と手を握りしめて。
きっと男ばっかりだから、手汗が酷いかもしれない。
それでもいいじゃないか。
男子力アップだ。
男性ホルモンの活性化だ。
もしかしたら、EZ先生の発毛促進に繋がる可能性もある。
ならば、EZ先生が真ん中か?
EZ:「それなら、こないだ結婚してそろそろ子どもが産まれるアイスがセンターだろ?
…だから、目線が高いんだよ。
俺の頭を見ながら話すなよ。
第一、髪のことを言われる筋合いは毛根…
いや、も、毛頭無いんだよ!
だりぃ~…」
アイス:「確かに、今日の話にEZの髪は無関係だな。それに俺もセンターはイヤ。
だっご洒落にならん。
ばってん今日も楽しか~♪
なら、ほー、一番メジャーなラムネセンターでよかろ?」
ラムネ:「おいおい、こっちに振るなよ。
別にやってもいいけどさぁ、アトピー持ってるからねぇ…。
まぁまぁ、それは良いとしても、あれだよね~」
EZ:「ねみぃ~…」
リョウゾウ:「センターって野球の話しをしよると?
なら、みんなで駅伝に出らん?」
山猿:「意味わからん。」
EZ:「だりぃ~…」
山猿:「もぅ、デカい順で良かろ?」
ゴリ♪:「は?無理だろ!オオチャコは曲がりすぎて計測不能ばい。」
リョウゾウ:「大田くんで思い出したけど、試験どうだったと?」
一同「……………………」
EZ:「すいません。
俺、おにぎり。」
ミヤ爺「ねーよ!」
一同:「…………………」
ウンカメ:「…もぅいーたい。
みんなでオオチャコの必勝を髪…
…か、神頼みしようぜ~♪」
一同「い~ね~(笑)♪」
「パン!パン!(柏手)
オオチャコが全力でぶつかれますように。
(なにかと噛みませんように。)
(EZの髪が、これ以上目減りしませんよーに。…髪頼み)」
お賽銭は、出世払い。
祝勝会は「ミヤ爺」の店の、カウンターと厨房を貸し切りだ。
(もちろん出世払い!!!)
言うても、俺たちの夢なんて、そう簡単には逃げやしない。
だから、リラックスして…
ってか、気楽に行ってこいよ♪
だって俺たちは、元々「サイテー」だ(笑)!
『浜っ子』
だろ(笑)?
祈!『克己』