
PAUl McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR
東京ドーム 11月21日(木)
今回の来日公演の最終日です。
感想は「最高!!!!」(笑)
本当にそうしか言い表せないくらい見事なステージ。
これまでいろんなアーティストのライブを観てきましたが、人生の中で最高のライブになったことは間違いありません。
なぜか一番好きなアーティストにポールマッカートニーを挙げる人って見たことありません。
実はわたしもそうでした(笑)。でも、この日のライブを観てポールが一番好きになりました。
会社を急いで出て後楽園に着いたのが18:20
さすが東京ドーム、ものすごい人の数です!!
物販でTシャツを買おうものにも、行列行列。
幸い先に着いた友人が先に並んでくれていたので、無事にゲット。
そのとき既に開演時間の19:00
まだ沢山の人々が外にいます。
人ごみをかき分けゲートを見つけ急いで席へ!
中ではポールの曲がかかっています。
平均年齢は高め。
わたしと同世代の人は少なく、若い方では親の影響で聞き始めた高校生くらいの人がちらほらいる印象。
この場にいるみんながポールを好きだ思うと、なんだかうれしい気持ちになりました。
19:15ころでしょうか、ステージの前で何やら騒ぎがおこっています。
よく観ると沢山のボディガードに囲まれた一人の女性が歩いています。
キャロライン・ケネディ氏です!!

さすがポール、様々な要人との人脈があるんですね。
彼女が最前列の中の席に入り、いよいよ19:30。ショーが始まりました!
ビートルズ初期のナンバー Eight Days A Week からスタートです!
思えばバンドをしていた高校生の頃、周りはビジュアル系か、メロコア系かという時代。
無理矢理、周りを説得して演奏した
のがビートルズの曲だったんですよね。(笑)
その翌年、やっとのことで気の合うメンバーを見つけてみんなで演奏した曲、それがこのEight Days A Weekでした。
そんなことを思い出し感慨にひたりつつ、見事なポールの出で立ちに圧倒されます。
「71歳なのに、元気にがんばっててすごいね」
いえ、そんなありきたりな印象ではありません。
「え、全然、変わってない!!」
声のハリ、背筋のピンとはったその立ち姿。
いや、本当に年をとっていないのです。
まるでオフザグラウンドのころの感じです。大好きなビデオです!
Paul McCartney - Off The Ground
むしろ、若返っているようにさえ感じられます。
ステージングも派手派手です!
「年取ったから全編アンプラグドで」そんな発想を一切しないのがすごいんです。
これまでの名曲を100パーセントで、いや、120パーセントで演奏する意気込みなんです。
だから、今やっている曲が40年以上前の曲だなんて言われなければ気づきませんし、
ポールが71歳だということも全くわからないのです。
数々の名曲が古さどころか懐かしささえ感じさせません!!
これがアーティスト、ポール・マッカートニーの仕事なんです。
これまでヒット曲を飛ばして来た様々なミュージシャンでこんなことを出来ている人たちが一体どれくらいいるでしょうか。
集客力、実現力、すべてにおいてこの完成度を出せているのは、
間違いなくポールが一番!ではないでしょうか。
Live And Let Dieでは「ドン!」と爆音をたてて炎がたちあがる演出もあり、
ポールは「耳がキコエナイヨ」とお茶目な姿も見せていました。
Let It Be, Hey Jude, The Long And Winding Road, Black Bird, Yesterday.
これほどの名曲達をまさか生で聴けるなんて。
これがポールのライブの最大の醍醐味でしょう。
しかし、彼はその上を行っています。
そのプレッシャー、期待に応えつつ、最大限のポール・マッカートニーを見せつけてくれました。
The Beatles - Hey Jude (HQ)
彼の音楽は大好きでビートルズすべて、ソロもウイングスも聴いてきました。
でも、彼自身について考えることは、なぜかなかったように感じます。
今回のステージを観て、はじめて彼のことを理解しました。
彼の音楽に一貫して流れているもの。
音楽の持つエネルギー、それと一体化して、世界中を巻き込もうとする気持ち。
みなを音楽でハッピーにさせようとする気持ち。
その自負が彼をここまで高めているのです。
数々の名曲のギターや、リズム、歌詞、それらがポジィブなエネルギーを持っているのはそういうことだったんです。
実はジョンと同じくらい、いや、結果的には
ジョン以上に世界平和を願っていた人なのかもしれない。
そう思いながら、わたしはすべての曲で叫んで楽しんでいましたが(笑)
実は恥ずかしながら知らない曲が2曲ありました(笑)
ポールがビートルズ解散後、やっていたバンドWingsはベスト版でしか聴いていなかったのです。
「ウイングスファンに」と演奏した曲
Nineteen Hundred and Eighty-Five
ジョンに捧げる歌として弾き語りで演奏した曲
Paul McCartney - Here Today
どちらも素晴らしい曲ですね。
Here Today は、天国にいるジョンへのポール風ラブレターなんでしょうね。
ジョンに語りかけ、そして、それをジョンが受け取っているような雰囲気に包まれた瞬間でした。
どの曲も、時とともに成長し、深みが増しているような気がしました。
ポールの思いが、紆余曲折ふくめて一周し、ついにはビートルズ初期のハツラツささえ取り戻し、それらがひと固まりとなって、ストレートに楽曲に乗って届いてくるんです。
現在進行形のビートルズがそこにあるんです。
個人的にかなりうれしかったのが、ビートルズ時代のジョンのナンバーを演奏してくれたことです。
この曲はジョンにしか作れない曲ですからね。
ブラジル ベロオリゾンテでのショーです、観客の盛り上がりがすごいです(笑)
Being for the Benefit of Mr. Kite - Paul McCartney - Out There - Belo Horizonte 2013
いかに、ポールにとってビートルズ、そしてジョン・レノンが彼自身のカリスマであり、壁であり、ライバルであったのか、それを感じさせました。
ふと、ジョンが一緒にステージにいる気がしました。
もしかするとポールは今でもジョンと一緒にステージにたっている気持ちなのかもしれません。
なんだか泣けてきますよね。
セットリストは他の公演日と同様だったみたいです。
最終公演観客からポールへのサプライズとして、アンコールで赤いライト(サイリウム)を皆で付けて会場を赤く染めるイベントがありました。
ポールへ最大級の感謝のエネルギーを送りながら、最後まで聴き入っていました。
夢のようなあの時間。あの瞬間。
わたしの人生の中でも一生記憶に残る二時間でした。
ありがとうポール。
「またね、See You Next Time ! !」
というポールの残した言葉を信じつつ。
追記:
ポールの使っている楽器の綺麗なこと!
いかに楽器を大切に扱っているかが分かった瞬間でした。
あとはバンドメンバーのギターの音色も素晴らしく、いろんなギターが出てきて興味深々でした。
ジョンの他にも、やさしく見守るようなジョージの雰囲気と、まるでリンダのパートがかぶさって聴こえる様な気がしました。不思議ですね。
