父「しかし、想介さん寝ないですね。」

子「寝てる間に火事になるかもしれないし。」

父「心配しすぎだよ。」

子「でもさっき火付けたし。」

父「じゃあ火事になるよ。」

子「火のないところに煙は立たないって言うし。」

父「火をつけたんだから煙は立つよ。」

子「煙の中からセロ登場!」

父「イリュージョン!いや、それどころじゃないから。セロと一緒に逃げなきゃ。」

子「大事な物だけ持って出る!」

父「バカヤロー!逃げ遅れるぞ!」

子「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!」

父「逃げなきゃダメだ!」

子「アナログタロウさんのブロマイドだけは!」

父「いらない!あらかじめ燃やしておいてもいいぐらいだ!本人がいても放っておけ!そもそも大半がこう思う!誰だそれは!でもパパはアナログタロウさん大好きだ!」

子「パパ!早く出ておいでよ!」

父「もうセーフティゾーンに!あれ?セロは⁉︎」

子「見てな~いっす。」

父「サプラ~イズみたいに言わないで。大丈夫か!セロー!!!!!」

子「アハハハ、やーい、パパひっかかった~。」

父「え?」

子「後ろを見てごらん。」

父「あれは!」

子「アナログタロウさん。」

父「大丈夫か!セロー!!!!!」


というわけで、しゃべり続けて寝てくれない息子を寝かしつけるべく、絵本を読んだり、先に寝たほうが勝ちゲームをしたり、寝なきゃ明日のおやつ無しと言ってみたりして、最終的に部屋の電気を消してみました。

結果……。






いつも通り、動じることなく、謎の言葉をしゃべり続けました。