一人は利用者さん(Aさんのことをとても信頼している方)からの苦情があり、さらに家族の方からもご指摘をいただいたので 注意をするために。(Aさん)
もう一人(Bさん)は 今、リーダーである私と 個人面談(スタッフ全員対象)しているので その順番が回ってきたため。
まず、Aさんについてはいきさつを聴いた。 利用者さんの話とAさんの話、着目しているところがそれぞれ異なる。。。 その結果、言った言わないの話になり さらにその利用者さんのことを批判し始め、挙句「納得いかないので謝りません!」と 一人でかなりヒートアップ。
そんなAさんに、 私たちは施設に勤める介護のプロであること(どんないきさつであれ 利用者さんを不快にさせてしまったこと・不信感を抱かせてしまったことへの謝罪は必要である)、この仕事でお給料をいただいていること、どれだけ親しい間柄になっても『職員』と『利用者』の立場をわきまえること、を伝えた。
そのうち 「(プライベートで)辛いことがあってもみんなに迷惑かけないように休まずちゃんと仕事に来ている結果がコレですか!」と言ってみたり、 私の事を批判してみたりと まぁ、感情的になって話が飛ぶ飛ぶ。。(^_^;)
でも私、ブレない(^^)v
上記のことを一貫して言い続けた。
本人も納得せざるを得なくなり、「不快にさせてしまったことは謝ります。でもこれからはその方に関わりません」と。。(^_^;)
(あ、ちなみに彼は30代半ばのイイお歳です。)
私「・・・あのね、それで何のメリットがあるの?これから毎日顔を合わせなければいけないのにアナタはそれでいいの?利用者さんはどんな思いする?」
私に言わせれば「まだあがくのか~(笑)」って感じですが彼の抵抗の一つ一つに応えていった。
ホントは彼もわかっているはず。ただ自分の非を認めるのが怖いだけ。異常に怖いだけ。
批判され、周りの人たちが自分から離れていってしまい孤独になるのが異常に怖い。
だから必死で抵抗する。自分は間違ってなんかない、相手が悪いんだ!って。
相手を批判することによって 自分の正当性を 自分が認識できると 自分が安心する。。。
『自分』が。
彼は自分に自信がない。認められていると感じられずに育ってきたみたい。
(彼に関してはココロに少々不安を抱えているので ワタクシ、今までも彼とがっつり向き合ってきているのデス )
私、『大丈夫だよ』とココロのなかで感じながら話していた。
そしてその場で一緒に居室に伺い 謝罪をしたあと彼と利用者さんを二人きりにして 念のため私はカーテンの外にいた。
練習通り?!の謝罪のあと、彼が嗚咽まじりで泣き始め再び謝罪の言葉を口にし 利用者さんも涙。。
不測の事態になることはないと判断し私は居室を出た。
戻ってきた彼の眼は真っ赤でしたがとても晴れやかな顔をしていました。
もともと信頼関係にあった二人だったので『何でこんなことになっちゃったんだろうね』と言い合ったそうです。
私『良かったね。あの利用者さん本当にAさんのこと信頼してたんだね、でなきゃそのコトバ出てこないよ。」
彼は私のコトバのイミがわからず『良かったね』に首をかしげていましたが
A「レイレイさんに言われたときはそんなに感じなかったんですが本人さんを目の前にしたら気持ちがあふれてきました。やっぱりレイレイさんではなく本人の言葉は重みがありますね」
だって。
言われたい放題。(-_-;)
ま、いいか。
Aさんは謝れてよかったと言っていますが彼の性格上これで一件落着になったとはいえず、きっとまた新たな問題を起こしてくれるだろうと予測していますが
今回の件は良しとしよう。
というコトで1時間近く彼とのやり取りをしている中で 発せられたコトバの奥に隠れているその人の抱えるモノに気づくことができると
そのコトバに一喜一憂することなく 本当の思いが見えてくる。
それを受け入れ、認めたうえで話をすると相手の反応が違ってくるように感じる。
というか信じている。
私「問題が起きるっていうことは 今の自分のココロを現わしてくれている。相手がわるいんじゃない。自分のココロの在り方が表面化しているだけなんだよ。」
そんなことを話したあと 最後に彼が言ったコトバ。。
『いや~ボクはなんて子どもみたいだろう。もう30半ばなのにすぐココロが折れてしまう。すぐに感情的になってしまうし。レイレイさんは強いな。すごいです。。。』だって。
やったね
②につづく。。。