ステンレス ☁ → ☂ 曇り後雨 5月26日更新
「市中ステンレススクラップは続落するもこの辺りが底か？」
ゴールデンウィーク以降の海外金属相場の軟調を受けて、市中ステンレススクラップ価格の下落が止まりません。
複数の要因が複合的に重なっている為に、当面はこの軟調ムードが続きそうな気配ですね。
一方で貴金属を中心に商品相場が足元は盛り返しを見せ始めている事もあり、その影響を受けて非鉄系も反発を見せ始めていますね。
夏場の電力不足問題や車メーカーでの本格復旧時期が不透明な理由で秋口以降の国内粗鋼需要予測がなかなか定まらないようです。
4月単月でみると日本の貿易収支は31年ぶりの貿易赤字になったとのニュースも。外需依存型の経済国家にとっては、これ以上悲しいニュースは無いかも知れませんね。震災後のサプライチェーン被害がいかに深刻なものか、数字を見ても明らかになってきています。色々な産業で海外勢がシェア奪還の好機と捉える中、時間との闘いになってきていますね。
せめて現状の為替水準が相当円安に振れる事があれば、随分追い風になるのですが。