アルミ ☁ → ☂ 曇り後雨 5月20日更新
「市中アルミスクラップ価格は弱含みムード」
市中アルミスクラップ価格は、連休以降のアルミ相場が振るわない事を受け、弱含みムードとなっております。
5月下旬に入りようやく落ち着きを取り戻しきた様子も見受けられますが、震災による自動車メーカーでの減産状態は依然先行きが不透明で国内アルミスクラップの見通しも不明瞭な状態が続いています。
秋口に向けてアルミ新塊の引き合いが強まるとの報道もありますが、足元のアルミスクラップ価格には現段階では反映されておらず、本格的は価格上昇要因となるのは時期尚早だと思われます。
夏場の電力問題や福島第一原発での復旧作業等、あまりにも不確定要素が多いため当面はアルミスクラップ価格も流動的にならざるを得ない状況が予想されます。
先日も静岡や栃木の茶葉から放射性セシウムが検出される等、放射能被害の実態は未だに全容が掴みきれていないのが実情です。
プルトニウム型原子炉である3号機の状況如何では、さらなる避難区域設定も検討されているとの事。
福島第一原発の状況が日本経済全体に否応なく完全リンクしていますね。スクラップ市況も然りです。