鉄 ☁ → ☀ 曇り後晴れ 5月13日更新
「鉄スクラップ価格の軟調ムードは続く」
連休明けの鉄スクラップ市況は、製鉄各社が買値を下げる状況が続き軟調ムード。
主に海外向けの引き合いが弱まっている事や、連休前に手当てした在庫が依然潤沢な状況にあり、価格下落の大きな要因となっている。
当面はこの軟調ムードが続きそうで、国内自動車関連需要の回復が本年度後半以降になる等、足元の国内需給も芳しくない様相。
加えて福島第一原発での状況が非常に流動的で、昨日ようやく公式見解でメルトダウンを認める等、原発鎮静化の目途は白紙に。
このままでは農業・漁業だけでは無く、日本製工業製品に対する著しい風評被害が再燃する可能性も真剣にリスク要因として考えなければならないと思います。
情報を小出しに発表してきた政府・東電がメルトダウンという言葉の使用解禁となると、近くもっと大きな事案が発表されるのでは？と心配になりますね。いずれにしましても、再臨界や水素爆発だけは勘弁願いたいものです。