何がいったい炎上しておるのかと思い、ニュース記事を読んでみたのですが、なるほど、私のようなバブル世代でも、何か「ぞぞぞっ」とする内容です。なんなんでしょう。
この「はたらく言葉たち」は、企業のブランディングをするコンサルティング会社が、同盟の本を出版していて、そこからチョイスされたものです。
それを知って、なんとなくわかる気がしました。
企業のブランディングのために、従業員が語らされた言葉だと思えば、そんなに違和感は無いように思います。リアリティがありますね。逆に。
世間は企業に疑いの目を向けています。
「それ、本当なの?」と。
企業の語る言葉に嘘や誇張があっても、これまでは許されました。それは、宣伝であり、広告であり、企業が収益を上げるためには必要な事だと、世間は口には出さず、了解していたからです。
しかし、特に従業員に対する嘘、誇張に、世間はとても敏感になりました。
バブル崩壊後やリーマンの時のリストラや、ブラック化、給与水準の低下や非正規化などが、その理由なのかもしれませんが、世間は容易に企業を信じなくなっています。
多くの若い人たちが、ふつうに働いて、ふつうに結婚し、家庭を持ち、ふつうの幸せを手にできない状態にあるのですから、当然かと思います。
そういう空気の中で、ああいった、いわゆる「きれいごと」を目にし、さらにその背景に企業と従業員のリアルな関係性を見抜いてしまうから、大きな違和感、嫌悪感を抱いてしまうのではないでしょうか。
企業経営者はよくよくこの空気を理解しなければならないと思うのです。