日清カップヌードルの中でもシーフードヌードルは人気というか評価が高いらしいのだが、しかし私は「シーフード」って言葉がトラウマになってまして、未だに無意識レベルで拒絶反応が‥‥‥

あれは確か私が10歳くらいのときか。あの頃は父親も同じ家に住んでいてさ。ある日、学校から帰ると父親が
「カレーでも作るか?」
とか言ってカレーを作り始めて、そしてそろそろ出来上がりかという頃合いに
「なんか肉っけ無えとなあ?」
とか言いながら冷蔵庫を開けて生サンマを取り出し、丸ごとをいくつかぶつ切りにしてそのまんまカレーに…。
いっそ具は野菜だけでも十分なのに、生のサンマのワタの黒いのが溶け出して苦~い苦~い、そしてちょっと生臭いカレーの出来上がり。
しかし親の作ったものに子供が意見は言えないし、黙って堪えて食べた。
そうやって黙って堪えて食べながら、心の中では
「コレがいわゆるシーフードカレーってやつか!?」
と訳の分からん突っ込みをしてて。どうもそれ以来、シーフードと聞くと、この世にも恐ろしい生サンマぶつ切りカレーを思い出してしまってなあ…。

そういやこの父親だがある日作ってくれたチャーハンは、古い鉄のフライパンで実に豪快にガシガシかき混ぜて作ったら、フライパンの鉄も削れて混ざった猛烈に鉄分たっぷりなチャーハンに。たぶん私はあのとき500~700年分くらいの鉄分を摂取したと思われる。