知人宅の長男 ヒロユキ(17歳)は『自宅警備員』だ。少し前に派遣で勤めてた工場を辞めてから、ほとんど家から出ていない。
自宅警備員‥‥‥一昔前によく耳にした職業だけど、このヒロユキ(17歳)もほぼ24時間体制で自宅の警備をし、他の業務としてはインターネットの検閲は毎日欠かさず、たまには自宅から一番近いコンビニまでパトロールにも出るらしい。

話変わって、また別の知人宅の小さな男の子、ヤマト君はそれとはまた一味違う『自宅消防隊』だ。
何日か前の朝、ヤマト君のお父さんがベッドで寝ているとお父さん、なんだか川に落っこちて流される夢にうなされた。目を覚ましてみると、すぐそばで寝ているヤマト君が、火の気もないのに消火活動をしていてお父さんの下半身が水浸しだったらしい…!
恐るべし!自宅消防隊!
そうは言ってもヤマト君のお父さんだって誰だって、みんな昔は自宅消防隊員さ!