5月1日(日)夜、仕事を終えてから日頃の鬱蒼とした気分を晴らすべく家内の実家の在る伊豆へ行って来ました。

で、2日の早朝早速トレランへ。

今回のスタート地点は国道414号線沿い水生地下バス停脇に有る駐車場。


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その駐車場の片隅にトレイルの入口が有るから便利。

一応トイレもあるので「いろんな用を済ませながら」準備とストレッチをして、気分良くスタート!


昨夜までの荒天から一転して五月晴れ!

いつもの沢沿いを軽やかに……う~ん気持ちいい………。


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杉の原生林を抜け……う~ん気持ちいい……。


(あ、携帯車に忘れた…)


と2.5キロほど走った地点で気付いて一度引き返す。今思えばこの出来事が後の悪い予兆だったのかもしれない……。


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ところで今日の予定走行ルートは「伊豆山稜線歩道」。

案内本にも紹介される程の風光明媚なコースでトレイルランナーなら一度は訪れてみたいコースだ。(と思う)で、このコースは総延長距離が長いので一回での全線走破が難しいため、何回かに分割して走りレポしようと思います。


本来、水生地下を起点とするなら旧天城トンネル脇から天城峠経由が王道だが、今回どうしてもこれを見たかったので別ルートにした。


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天城の太郎杉。樹齢約400年。

比較的巨木が多い中でも一際目立つその存在感は威圧感すら覚える程。

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太陽光の関係で大きさが判り辛いのでもう1枚。

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かなりのパワーを貰える………感じなので近辺にお越しの際には是非どうぞ。


しばし観光気分で眺めた後にリスタート。

山地図見ると来た路をそのまま進行出来るルートが記載されており、目標ポイントの滑沢峠まで行けそうなので取り敢えずその通りに進む……が……この判断がとんでもない事態を引き起こすのであった……(悲)


~以下準遭難時間帯突入~


沢沿いの路は幅20センチほどの獣道。しかも人気が無いのか良く途切れる。多少嫌な感じはしたけど地図に載ってるルートだから大丈夫だろうとそのまま走る…走る……そのうち………。

路が無くなった汗

川の左岸を進んでたが、丁度飛び石渡って右岸を進める感じになってるので今度はそちらを走る……。

と……また道が無い。汗汗汗

飛び石使って川を2~3回跨ぎながら進むうちに迫り来る山の斜面は急峻になり、気が付くと山腹に張り付くようにしながら進む自分が居た。叫び

何とか山上の稜線まで出ようとかなりの角度(真面目に凄い事になってる斜面です)の斜面を木に捕まりながら這い上がろうとする……が、気付いてみたら山肌の所々がガレていて強く木を掴んだり、足の踏み場が悪いとすぐに「ガラガラ」と音を立てて岩が転がり落ちる。(俗に言う落石ですね…ハイ)

中途半端に登ってしまった為に、いつのまにか滑落すれば重傷以上は確定であろう崖に居る。まるで悪魔に誘い込まれるように自らが陥った境遇に冷や汗。

(こんなとこニホンカモシカくらいしかこねえよな)なんて事考えながら、しばしその場にへたり込む。

岩肌系の山肌で動けなくなった自分を客観的に見て初めて「死ぬかも」と思った瞬間。


何故引き返す勇気が無かったのか…という自責の念を覚えつつも、上を見ながら少しでも足場が良くて傾斜の緩い場所を探して………どの位彷徨ったのだろうか……。30メートルほど先に希望の光が差し込むよな斜面を発見。慎重にその下まで進みゆっくりと這い上がる……1歩1歩……まさによじ登る……で、ようやくこんな感じの少し開けた場所に出た。


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多分、大雨の時に鉄砲水かなんかでなぎ倒された木々。明らかに人工的な伐採とは違う。

ここで地図を再確認し、おおよその自分の進んできたルートを検証。ガーミンのコンパス使って自分なりに進むべき方角を選定。間違いは「死」に近づく事になるだろう。

その方角も前出のガレ肌を20mほど登る事になるが……意を決して登る。もう此処からは引き返せない……。


そんな崖登りは20mと言えどもかなりの体力を消耗するので慎重ながらも休まず一気に攻める事が必要だ。(以前ボルダリングも少しやっていたので)酸欠でかなり意識が朦朧とする中、転がり出たところにこんなものが。


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赤錆に覆われた、誰が見ても古めかしい標識……。

一体此処は何処なんだ……。


次回に続く。