
スロットはもう止めようと思っていたのだが、ついつい行ってしまった。
少々の自己嫌悪もあり、四、五千円勝ったところでサクッと止める。
止めたはいいが、タイミングが悪く、換金所が休憩時間ではないか。
もうひと勝負してしまいたくなる欲望をどうにか抑えて、
店先のベンチで一服することにした。
すると、やたら威勢のいいおじちゃんが隣に座ってきた。
「お兄ちゃんイケメンだね」と声を懸けられる。
「そんなことないですよ~」と言いつつ、ちょっといい気分♪
換金所が開くまで、いろんな話をした。
御年72歳らしい。
この世代まで、"イケメン"という言葉が行き届いているとは驚きである。
どこのパチ屋が出るか?なんて話から始まり、
若い頃は炭鉱で仕事をしてたこと、
北海道で奥さんと巡り会ったこと、
趣味で浮世絵を描いたりすること等々、
想像が膨らみ、楽しくなってきてしまった。
僕自身、北海道の気象予測を担当することが多く、
北海道への思い入れは深い。
たった一度しか行ったことはないのだけれど。
おじちゃん曰く、
「北海道にいると、人間の力ではどうにもならないような神秘を感じる。」
気象データを通して分かったというだけでは、やっぱり物足りない。
その場の空気を体で感じたいものだ。