3月初旬から、6月一杯までお世話になった株式会社 中島工務店様の社寺物件。


普段、聞くことのない建築用語が飛び交い少し戸惑いましたが唐破風の裏側の収まりや施工方法が垣間見え、大変勉強になりました。

15歳から宮大工の弟子入りをして全国を飛び回る方の話を聞いていると、大工人生は限りあるものなので若くして志あれば学歴なんてどうでもいいなあと感じました。



客殿や庫裏があるわけですが、私は人工でいっていましたので箱庇やトップライト、勾配天井と丸太に羽目板張りと非常に楽しいところをやっておりました。










建て方から約一ヶ月後に行われた上棟式に参加させてもらうことができて工匠の儀での役回りも頂きました。

普段なら、略式化された形だけの上棟式しか経験がありませんでしたので、導師入場、開式の辞、勧請、読経と続き、住職、副住職、僧侶による読経には感動いたしました。

工匠の儀では、立柱の儀、曳綱の儀と無事役回りを務めることができました。

貴重な経験を頂き、大工をやっていて良かったと思います。