和訳




世界戦争が開始された




私が近年、最も最悪の予感を感じた幾つかの出来事がある。それは現在、1つの固まりになり、ついに世界戦争が開始された。



つい最近のことである。2010年よりアラブ世界に巻き起こった、解放と自由を求めるアラブの春は私が見た所、アラブ世界とイスラム教信者が西洋化を望んだわけでは無いことは確かであった。そして、経済や科学の急速な成長を望む、資本主義に転換しようとしたわけでもない。


アラブ世界に巻き起こった革命運動は、アラブの国々の失業率の改善と、選挙で自分達の選出した議員と、首相を決定する権利を求めるものであった。そして、アラブ諸国が持っていた独裁政権からの解放であった。それには、インターネットの閲覧規制の解除や、厳しいイスラム教の戒律の緩和も含まれていた。これは、イスラム教世界の民主化運動だったように思える。


その中でも、2011年より始まった、独裁政権バッシャール アサド大統領のシリア内戦とシリアの崩壊はアラブ民主化運動の行き着く先を表していた。ロシアを後ろ楯にした圧倒的な軍事力で、民主化を望むイスラム教の人々の住居と、その周囲に住んでいた民主化を望まないイスラム教の人々の住居を、敵味方関係なく砲撃と爆撃で破壊した。まさに、無差別に地域ごと民衆を攻撃すると言う独裁者の放つ狂気が自らの国を破壊したのである。現在のシリアには、アサド政権に対抗する勢力も批判する者も居なくなった。反対勢力は、パッシール アサドに処刑されてしまったからである。




そして、それとは真逆に独裁者と言われたリビア ガッザーフィー大統領に与えられた、隣国、リビア国内、NATO連合軍からの死はあまりに悲惨なものであった。2011年にムアンマル ガッザーフィー大統領の死によって政権が崩壊したリビアは、完全に治安能力を失い、リビア国内外の武装勢力とイスラム過激派テロ組織 IS の出現などにより、現在も民主化は成し遂げられていない。リビア大統領の死は、イラク サダム フセイン大統領と同じ様に悲惨極まるものであった。




しかし、イスラム世界の民主化を望むイスラム教の人々が、アジア文化、ヨーロッパ文化、南米、アメリカが持つ文化、宗派、アート、音楽、食生活に理解を示して居るわけではない。それは、私の経験上確実である。



アラブ世界の人々の多くは、英語を話す人々に非常に強い憎しみを向ける。それは、むき出しの闘志であり、怒りと嫌悪が交じり、どうにもならない強い感情を全身に表す。彼らは、アラブの民主化を望んでいるが、ヨーロッパの教育と、宗教、そして、アメリカを幼少の時期から敵対視するように教育を受けている。


何度か会うようになって、ほんの僅かずつ、心を開く者もいる。私は彼らに、敵ではないことを伝え、そして、平和を望んでいることをはっきりと言葉で言う。そして、イスラム教の人々とあなたはテロリストではないし、あなたは、良識のある正常な人間だと言う。


この言葉を伝えた後、しばらくして会った時に相手の表情は、非常に落ち着きがあり、友人として接してくれる。



私は、アラブに西洋化を望んでいない。それは、イスラム教の人々が望んでいない事をしないと言う、敬意からである。彼らの法律や生活は、ヨーロッパ世界、南米、アメリカとは異なるからである。そして、アラブがアメリカのようになることはあり得ないと考えている。しかし、イランを含め、あらゆるアラブの国々と、パレスチナは、他世界を嫌悪することなく、そして、ヨーロッパの占領や無差別テロ攻撃をせず、友好関係を築くべきである。そして、ヨーロッパの国々もアメリカも同じように異なる世界と友好関係を築くべきである。相互理解とビジネスで私たちは平和を得るべきである。



そして、ロシアの介入を阻止するために、ロシア帝国を滅ぼす必要がある。パレスチナとイスラエルの和平交渉を破壊したのは、ロシア情報局とロシアの女性スパイであった。アメリカ大統領になるはずであった、ヒラリークリントンの選挙を破壊したのはロシア帝国とワグナーグループとロシア情報部であった。そして、ヨーロッパ、南米では、次々とロシア帝国側を支持する議員が大統領になっている。これらの多くは、ロシア帝国が関与している。


彼らは、様々な言語を話し、それぞれの国に入り込み、さらに、軍事と政治的な部分に関与をしている。



アラブの春で得したのは誰なのだろうか。ヨーロッパは、シリア内戦のシリア難民、そしてアラブ難民とアフリカ難民を受け入れ過ぎて、膨大な被害を受けた。ヨーロッパの国々が持つ人道主義とモラルが通用しない人々がいることを明確にした。ヨーロッパで発生した強盗、暴力、レイプ、殺人、放火は数十倍にまで上昇した。しかし、それは、通報を受理した数であり、実際は、難民が行進した先の村が全壊し、町の商店街が全滅した場所も相当数あった。現在、ヨーロッパ各地で、イスラム教テロリストと、イスラム教 犯罪組織との戦いが続いている。



このような状況は、イスラム教の国々にも、キリスト教の国々にも利益は無く損害しかない。



アラブの春を誰が始めたのかは、もはや問題ではない。全てはロシア帝国に有利になっている。シリアの破壊された都市。ウクライナの破壊された都市は、そっくりである。そして、ロシア帝国は、難民を集め、ウクライナやポーランド、その周辺国に送り込んでいる。それは、ロシア帝国側の兵士であったり、家も仕事もない、ヨーロッパ世界に反抗的な人々であったりする。


しかし、ロシア帝国の至上主義者を捕獲し、ロシアのモスクワを占領し、この悲惨な争いを終わらせようと思う人間は、ヨーロッパにも、アメリカにもいないようである。しかし、ウクライナだけは、モスクワとクレムリンの制圧を計画していた。おそらく、CIAが阻止しなければ、ウクライナ軍により、モスクワとクレムリンは制圧されてただろう。


物価は僅か2年で40%以上も上昇した。多くの場合、給料は殆んど変わらない。そして、世界各地で暴動が増加し、破産する人々が増えている。家賃を払えない人々。食事を買えない人々。現在、ファーストフードやストアーでは、膨大な量の料理や商品が売れ残り廃棄されている。人々の多くは、ついに、高い商品を買うことが出来なくなったのである。


ディズニーは2006年1月にピクサーを買収した。そして、2009年に戦闘シーンの多い、エイベンジャーズを含むマーベルを買収した。さらに、2012年10月30日、ディズニーが、STAR WARS を買収した後、STAR WARSファンとディズニーファンは一斉にディズニーを批判した。そして、次々と大人向け作品を制作する映画制作会社、20世紀フォックスを買収した。私が知っている子供から老人までが楽しく時間を過ごすことが出来る、古き良きディズニーは消えてしまったのである。


しかし、ハリウッドでは、この問題を現在、映画制作関係者は誰も批判することが出来なくなってしまった。なぜなら、映画制作をする人々、映画監督、俳優、スタッフは、ディズニーとの仕事を断ったなら映画制作の職を失い、仕事を放棄することになるからである。


しかし、長引く戦争で生活苦に陥った人々は、やがて映画館にも訪れることが出来なくなり、ディズニープラスの料金すら払えなくなるだろう。経済的に豊かで時間に余裕のあるものだけが、映画館を訪れることになるだろう。世界中が暴力の連鎖に陥り、世界戦争と飢餓と経済の破壊で成り立たなくなるからである。



もし、この対立を終わらせたいのなら、世界中の国々は団結しロシア帝国至上主義を終わらせるべきである。そして、最終核戦争を阻止するために、核兵器を分解し廃棄すべきである。


そして、ディズニーからSTAR WARSやマーベルを離脱させ、ディズニーとは別の会社を始め、経営を立て直すべきである。ディズニーは昔のように、世界中の人々に平和を送り届けるべきだ。なぜなら、子供の時から、世界戦争や宇宙戦争を見せつけられた人々が、戦争をしないことの重要性と平和の意味を理解できるようになることは、不可能に近いからである。星がまるごと消える映像を何度も見た子供や人々が、希望を持って生きるとは私には思えない。大人向け映画と、精神的な健康を保つ青少年に向けた映画のジャンルは分けるべきである。




私たちには新しい世界を作る人間としての責任がある。私たちは、その義務を果たさなくてはならないのである。








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