本番系とテスト系のシステム切替。

これをミスると、本番データの欠落が発生することがある。

結構、重要なものだ。

従って、私の下では、2人以上で相互チェックして行う。



これでトラブルになったことがある。




部下に、テスト系と本番運用系のシステム切替手順を教えてやらせたとき。

数回目で、一人でやると言い出した。


いや、これは二人以上で必ずやると指導したところで、トラブルになった。

要は、一人でやりたいと。

こんな簡単な仕事、一人でできますと。



私は、この業務の重要さと、失敗したときのリスクを話そうとしたが、


結局、口論になってしまった。


私は、もうそれ以上、話すのはやめた。



次にテスト切替の機会があったとき、

どういう理由か、彼は従順に2人以上で処理をしていたが。



正直、私は、もう彼をあてにする気はなくなっている。

いや、代わりがいない以上、完全排除するとかそういう話ではないが。





これが、技術者として高度の能力を有する人間であっても、

私は、テスト系との切替を一人でやらせることはしない。

いや、私一人なら、やむを得ずやることもあるが、

それなら俺も一人でやるという奴がでるのを恐れるから、他人には知らせないし、

そういうイレギュラーな処理をした場合は、最悪、次の本番稼動まで即応体制を解かない。



そういうことなのだが、もう指導する気力を私は失っている。



彼は彼なりに、己の能力に自信があるのかもしれぬが。(嘆息)



システムダウン、システム誤作動を、この会社の人間は、なぜこれほど恐れないのか。

私は不思議に思う。

ぶっちゃけた話、会社組織が私をどう思っているか知らないが、

私は、私が居る限り、システム異常による不利益を、給料くれる相手にもたらさない。

私は、そう決めている。評価などどうでもよく、それが技術士だからだ。

そのために自己研鑽を行い、経験をつむ。


それでも尚、システム異常を恐れる気持ちがなくなることはない。


しかし、素人さん。(まあ彼らは彼らで、それなり自信があるのだろうが)は、

なぜあんなに、自信満々で事を行えるのだろう。



たとえて言うと、なんだか目の前にスイッチがありますと。

それをいきなり押すのが、子供。

マニュアルを見つけて、それを信じて押すのが、素人。

マニュアルの版数を確認して、それで押すのが、一応のプロ。

マニュアルはともかく、きっちり配線しらべて、間違いないことを確認してから押すのが、技術士レベルのプロ。


そういうことだと思っている。



いや本当に、なんであんなに、自信満々でやれるのだろう。



#書いて数時間たったが。
#すこし、この記事を書いたことを後悔している。

後悔するというのは、とにもかくにも、他人をDISっているには違いない。

しかも、自分より立場が上のものではない。

そこが駄目だな。