うーん、どうしよう。


   歩いて帰る


 ニア バスが来るまで待つ


     とりあえずトイレに行く


      ふざけるな!人殺しと一緒に帰れるか!俺は自転車で帰る!


よくよく考えたら俺は傘持ってないし、相合傘とか恥ずかしくて死ねる。


バスで来たならバスで帰るべきだろう、と言うわけのわからない理由をつけて自分を納得させることにした。


「よし、バスで帰ろう」


と、俺が言うと、shibaは、あぁ、と言い、自分の靴箱に手をかけた。


俺も自分の靴を取ろうと、自分の靴箱に手をかけると、shibaが何かに気付いたような声を出す。


「ん、どうした?」


そう聞くとshibaは、いやこんなものが、と言って見つけたものを片手にとって俺に見せた。


それは長方形で白く、材質は紙であるようで、どこから見てもあれにしか見えなかった。


「・・・、Love letter?」


「なんだその発音のよさは。


 まぁ、そうだろうな、どこの男かは知らんが、私のような変な女を好きになるとは、変わった奴もいるものだな」


と、ため息と苦笑を俺に見せ、珍しそうにそれを見ていた。


案外女だったりしてな。


とかくだらない冗談は胸に秘めておき、shibaが自分自身のことを変と思っているのはさておき。


うん、変なのは確かだ。


「いや、変なことじゃない、と、俺は思うよ」


気付けば思ったことを口に出していた。


「・・・へ?」


shibaは驚いた様子で俺のほうを振り返った。


「うん、別に変なことじゃない。


 shibaは確かに普通の女子かと言ったらそうじゃないかもしれない。


 でも、普通ってなんだ、何が普通で何が普通じゃないんだ。


 そんな基準は人の幼いときについた偏見と、多数派の常識でしかないと思う。


 shibaは変だとしても、それはshiba自身にとってはマイナスなんかじゃあない。


 立派で、十分魅力的な個性、何だと思うよ」


・・・、俺は何を言ってるんだろう。


shibaはと言うと、口をぽかーんと開けたまま、さっきの手紙を見るような目で俺のことを見ていた。


shibaの思考回路もちょっとおかしくなったのだろうか、フリーズでもしたのだろうか。


やがてその熱は引いていき、思考が追いついたのだろうか、わからないが、shibaは照れくさそうに、フフン、と笑った。


「そう、そうか・・・、そうだな。


 わかったよ、こいつからの返事は真面目に検討しておく」


うん、それはいいことだ。


言った俺は少し気恥ずかしい感じをしながら、shibaはこんな表情もするんだと思いつつ、ようやく手に持った靴を履いた。


「そろそろバスも来るし、いい加減出るか」


あぁ、と適当な返事をし、俺は外に出た。


バス停は昇降口から出てすぐにあるので、雨にも濡れずにバスを待てる。


不思議なことに、その時間帯でバスを待っている生徒は他にいなく、俺とshiba、二人だけが雨が降る音を聞いていた。


・・・・・・、な、なにを話せばよいのやら・・・。


「眉毛はさ、この学園に新星と一緒に来てもう二ヶ月近く経つけど・・・」


困っていると、意外なことにshibaから話題をふってきた。


「うん、それが?」


「いや、別にたいしたことじゃないけど、最初眉毛(顔にある眉毛じゃない)を見たとき、何こいつ、とか思ったけど・・・」


なんだよ、何こいつ、って。


「たった二ヶ月だけど、新星も、お前も、突然来た割にはクラスに馴染むし、私が近づくなオーラ放っても気にせず話しかけてくるし。


 そして何よりも、お前らが、本当にいい奴ってことがこの二ヶ月でわかったことが出来た、私は本当によかったと思うよ」


・・・、何を言うかと思えば・・・、照れるじゃないか。


「なんというか、これがさっきの言葉のお礼にさせてもらうよ。


 私も思っていることはちゃんと伝えないとな、と思ってさ」


・・・・・・・・・。


しばらくの沈黙の後、俺たちは何かに耐え切れなくなったかのように、二人して笑い出してしまった。


そんなことしているうちに、バスは着て、俺たちはそのまま乗車した。


バスの中には、上級生が何人か座っていて、俺たちは適当に空いてる席を選び、並んで座った。


あ、一つ聞きたいことがあった。


「ん?なんだ」


今日TERUを呼んだ理由って、結局なんだったのかなー?って。


「あぁ、あれはな。


 味性徒会長(誤字ではない)が私に、「性徒会をやらないか」って誘ってきててさ。


 それで、面倒だから断ります、って伝えてもらおうと思って」


それなら自分で行こうよ、つうか、味さん本人に言おうよ。


「まぁ、TERUなら眉毛が行けば来るだろうなと思ってたし、本当に来たし。


 んで、味会長は、どこにいるかとかわからないからさ」


一つ目は確かにそうなったが・・・。


味さんなら、トイレとかにいそうだな・・・、とか思ってしまう。


「うん、それもそうだな」


わかってくれたようだ。


―――――――――――――――――


「じゃあ、ここで。また明日な」


気付けば、朝shibaが乗ってきたところと同じ場所まで来ていて、バスはそこのバス停で止まっている。


「んあぁ、もうこんなところか、また明日」


と、俺はそういい、俺に手を振りながら前を向いて歩くshiba見て、ちょっとだけ格好いいなと思った。


あぁ・・・、雨の日は少しだけ頭になにかが湧くのかもしれない。









これで終了。


バドミントンきつい。


んで、これからげじまゆですけども。


どうしようか。


1、未完だった編入編を終わらせる。


2、未完だったドロケ編を終わらせる。


3、未完だった文化祭前編を終わらせる。


4、何か新しいの。



選択はフリーダム。



んじゃ。


また。