断じて違うぜ。








「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」


眼前をふさぐ数体のロボット、それさえ、瞬く間に光の矢に貫かれていく。


新星が俺に何をしたのか、それはまったくわからないが、与えてくれた力は随分と強力で。


「見えたぞ・・・!時計台の入り口だ!」


二十分とかからずに目的の時計台までついてしまった。


入り口の門まで残り数m、その時。


―確認できない因子を発見、排除します―


入り口の門のかたちが急に変わり、気付けば、門から生えているようにも見える、悪魔のようなロボットがいた。


「行けるか・・・?」


その容姿につい不安になり、新星にたずねる。


「さぁ、やってみないとわからんだろうな」


細長いアームを機械音をさせながら動かすシスターレイ護衛システムを前に、新星は一歩ずつ近づいていった。


「舞え、『黒霧』」


新星のその声は、黒い霧を新星の周りに集め。黒い霧はやがて、刀身1,2m程の野太刀となった。


新星はその刀を握ると、構え、門へと駆け出した。


「ふん!」


一太刀、護衛システムの右腕を切り落とした。そこで出来た隙を護衛システムの左腕は見逃さず、新星に鋭い爪を向けた。


しかし、新星は振り返り様に黒霧を一閃、左腕をも切り落とし、そのまま跳び、護衛システムの腕を駆け登った。


そして護衛システムの頭部まで移動すると、頭上から一気に黒霧を突き刺した。


その一撃は護衛システムのブレインを破壊し、護衛システムは地面へと崩れ落ちた。


「よっしゃ行くぞ」


悪魔の顔と一緒に落ちてきて、そのまま時計台に入っていく新星に、俺はただついていった。


「なぁ、その刀ってどんな力を持ってるんだ」


最上階へと続く階段を駆け上がる途中、気になったので新星に聞いてみた。


「ん、これか?質量変化だ」


質量変化か。


「つまり0にも無限にも出来んの?」


「そこまで極端に出来ないけど、まぁ、そんな感じ」


会話が終わり再びハイペースで駆け上がる。


もう数えるのがめんどくさいほどの段数は駆け上がったはずだ。


なのにまだまだ最上階は上のようで、螺旋状の階段をひたすら上がっていった。









寝る。




んじゃまた。