はい、これでトリックとか全てわかった人は頭いいですね。



んじゃ、いきます。



Other Story・Chapter-6



「帝王が殺されてからね、僕は自分が後悔しないように生きようと思ったんだよ」


彼の話も終わりつつある。


「そうしようとした結果があれのなのかどうかはわからないよ」


そして最後の話しをしてくれた。


――――――☆――――――


ズシン!


突如上の部屋で何かが倒れる音がした。


「なんだ?今の音?」


outが天井を見上げてそういう。


「もしかしたら、帝王をやった奴がいるかもしれないぜ」


TERUがそういい、ドアノブに手をかけた。


「おい、どこにいくんだよ」


遅刻魔がTERUの肩に手をかける。


「決まってんだろ、奴を殺しにいくんだよ」


「行くなら俺も行くけど」


shibaがそう言った。


「俺も行くよ、確かめたい事もあるし」


俺を含め、遅刻魔、TERU、shibaの四人が上の階に行き、どくろとoutとNoelは残る事にした。


――――――――――


「ちょっといいかな」


俺は階段の途中で皆を引き止めた。


「先行ってて、確かめたい事があるんだ」


「なに?確かめたい事って?」


遅刻魔がたずねる。


「まぁ、後で話す、お前らは先に行っててくれ、必ず戻る」


急げ、俺・・・!


―――――――――


ドアの閉められた三人のいる部屋のドアをあけて、すぐさま状況を判断し、左動いた。


「ぐ・・・」


まぁ、とっさの判断って奴は自分の今までの経験を通してきたものだからね、仕方がないのか。


俺が動いてなきゃ、俺じゃない奴が刺されていたし、左腕は利き腕じゃないしな。


「やっぱり、お前が犯人か・・・」


俺の左腕を刺した奴を顔を見る、見飽きた顔だが、少し変わっているのかもしれない。


「・・・、いつ気づいた」


「Noelを見てから、かな、何でこんな事をした、out」


outの眼鏡の奥の瞳が鈍く俺を見下ろしている。


「復讐、だよ」


復習であって欲しかったな・・・。


どくろは・・・、だめだ、完全に気を失ってる、外傷はないようだが。


「復讐か・・・、何に対するものだ?」


「まぁ、先にお前が俺が犯人と決めた推理を話してくれよ、興味がある」


「・・・、まず、最初のお前の怪我だが、確かにその怪我だと斧とか振り下ろせないしな。


本当に怪我をしているのならな。


恐らくその血は、血のりだな、血の量は多かったが、血が止まるのが早かった」


「へぇ、凄いな、それだけで帝王を殺したのが俺だとわかるのか?」


「それは、共犯者がいたんだ、お前には。


遅刻魔だろ?


さっきの上の音は、お前が仕掛けたもの、じゃなくて


遅刻魔と二人で仕掛けたんだろ、恐らく再び二人組みになったときに。


釣り糸かなんかで本棚とかが倒れるようにな、そしてさっき切ったんだよな、その割れたガラスで。


そしてもう一つ、俺らを上へ誘導して、残った一人を殺すためには、この部屋に三人いてはだめだったんだろうな。


さっきからずっとNoelが起きなかった理由、それは・・・」


Noelがかけている布団を一気にめくる。


「お前らのどちらかが殺したんだろ、たぶん、遅刻魔だろうけどな」


Noelの首は紐で首を絞めた跡があった。


「絞殺ってのは、その後を見ないとわからないものだからな、みんな普通に寝てると錯覚してただろうな。


全く二人も殺しやがって・・・、それだけお前には怨恨があったんだろう、それが動機と踏んだ。


以上が俺の推理だ」


「・・・、これはとんだ名探偵だな・・・で、それがどうした」


outは自分の持っているナイフを構える。


長いな・・・、ギリギリナイフかな。


「お前は丸腰、俺は得物がある、そしてお前の左腕、この状況はどうしようもないだろう?」


あぁ、OK、いい具合に左腕の感覚がなくなってきた。


「そうだな、でよ、やれるのか?お前に、俺が」


ごく自然に、俺は本棚に右手を置き、体重かける。


「馬鹿にしやがって、いつもお前らは俺を馬鹿にしやがって・・・」


outの顔が怒りでゆがむ、どんな怨恨だよ・・・。


「やってやるよ!お前をやったら遅刻魔含めて皆殺しだ!!」


outが俺に飛び掛ってくる。


だが、俺もやられはしないさ、さっき本棚にかけた右手を本棚に置かれている本に置き換え、


体重を左脚にかけ、体全体をゴムのように伸縮、右腕を振り、


out目掛け!右手に持っている本を!思いっきり!ぶっぱなす!


「俺は、そんなタマじゃねぇよ!」


俺の右腕のタイミングと、outとの距離が一致したとき、この本を放つ!


―――――――――――今だ!!!




ゴスッ!!



――――――――――――――




「まぁ・・・、あんだけ分厚い本が僕の体重と遠心力を上乗せさせて投げたんだから凄い威力だったんだろうね」


彼は右腕をスウィングさせながら話す。


「当たった瞬間、彼と彼の眼鏡は飛んでいったよ、顔に当てたから眼鏡は壊れたけどね」


想像しただけでも痛い、相当凄い衝撃が来たのだろう。


「あの後はね、共犯の奴も一緒に縄で縛り上げてね、丁度救助も来たよ。


幸い、僕の左腕は死にはしなかったけどね。


彼らはそのまま警察に連れてかれたよ・・・。


これがあの日の全てだ、これでいいだろ?」


彼は立ち上がり、私たちのいた部屋のドアを開け、ゆっくりと立ち去っていった。


第二部完





はい、あたったら凄いよー。



んじゃまた。