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振り返って① の続き
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2010年8月~10月頃の話
T社との打ち合わせが何度もあった。
契約してすぐの事だった。
営業Hが突然言いにくそうに話をした。
H:「現場監督を入社1~2年目の新人の女性にしたい。」
と、言ってきた。
やはりうちとしては、その話は了承するわけにいかなかった。
現場監督は司令塔だ。
私:「やはり仕事に油が乗って、現場経験豊富な
30代~40代の人に任せたい。」
と言った。
打ち合わせはほとんどT社の住宅展示場で行ったが、
現場監督初顔合わせのある日、
T社の営業所で丸一日打ち合わせを行った日が有った。
昼食もT社で用意され、システムキッチンも近くの
タカラスタンダードの展示場に行って、
説明を受けた後、色合わせ、
その後、INAXの展示場でシステムバスの色合わせ
なども行った。
1日かけての大きな打ち合わせだった。
その時初めて会ったのが、現場監督Oだった。
うちの担当という説明を受けた。
年齢的には同世代。
現場経験が豊富とのことだった。
営業Hとは同期。
Hも信頼している感じだった。
結局、このOの担当も、その後のうちの建築に
暗雲を立ち込める原因になった。
今になって思うと
仕事が出来ない上に私たちが見てる限り
仕事量がオーバーフローになっていて
いっぱいいっぱいの印象だった。
その後、本人の話で分かったことだが、
Oは一級建築士の試験に何度も落ち、
特に落ちた原因は設計だか製図だが出来ないということだった。
(資格を取るには致命的な要因だろう・・・)
しかし、うちとしては資格があるとかないという
問題ではなかった。
仕事ができる出来ないという判断で言えば、
結果的にうちの現場監督Oは仕事が出来ない人間だった。
(人間性は悪い人ではない。だって、嘘はつかないし
自分の落ち度については「あっ!」と言って
こちらにバレバレだ。)
打ち合わせの人と言えば、インテリアコーディネーター
の資格を持っていない(私の方からは聞いてもいないのに
本人が言っていた。普通言わないだろうに・・・)
インテリアコーディネーターの女性が、
壁紙やニッチなどの提案を言ってきた。
しかし、うちが気にしている、大通りからの視界を
さえぎる提案などは、妻が聞いても全く効果的な
提案は無かった。
営業Hについても、この点は全く提案をしてくれなかった。
しかも、大通り沿い側に大きな掃出し窓が2つもあるプランを
提示してきた。視界の事を考えていてくれたのだろうか??
資格などはどうでもいいが、せめて実務の能力が
備わったスタッフがそろっていれば、
いまのうちの状況は変わっていたかっも知れない。
ちなみになぜ土地についてそこを選んだのか?
と思われるだろうが、うちにとっては私の職場が基準だった。
その当時、その前の支店の近くのアパートを借りていた。
私が転勤になり、車で片道一時間半の今の家の場所の近くの
営業所に転勤になった。
その拠点になって5~6年した頃だった。
通勤にも疲れていた。
先輩と後輩が建て続けに新築したこともあと押しになった。
今の場所の土地の契約の前に、
上司に私の転勤の話がないかと確認してみたが、
特別無いと上司は言っていた。
私は転勤が常に頭にあった。
今の家の場所はその当時勤務していた拠点の近くで
例え転勤になっても近場の3拠点が通勤圏内だった。
もっと遠くだったら通勤は出来ないが・・・
それと生活環境といえば、
駅に徒歩圏内、
スーパーも徒歩圏内、
近くに銀行や郵便局、
個人病院(内科、歯科、胃腸科、皮膚科、
整形外科、耳鼻科)があり、
車で数分の場所に大型ショピングモール
もあった。
それも歩こうと思えば歩ける場所だった。
それに加えてバイパスや高速道路のICも車では
それほど掛からない場所だった。
最近はちょこちょこ近くに分譲地が出来ているが
私が探していた頃は、ちょうど今の場所が条件に
一番合っていた。
今考えてみると幹線道路沿いから、2区画くらい入った
場所が理想的だったが、とにかく私が探したときは
売り出しが無かった。
今の場所が理想的な場所に思えた。
それで契約してしまった。
毎日近くに通勤していたので、
建築途中の様子をみて、
デジカメで写真を撮っていけばいいと思っていた。
だが私には罠が待っていた。
転勤という罠が・・・

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