スピッツのレコードレビュー

今回は6thアルバム「ハチミツ」 POJH-1004 です。

 

 

アルバムのイメージに合わせ、盤の色はグリーンです。

綺麗な色ですね!そして今使っているカートリッジの色にピッタリです(笑)

 

 

作の構成です。

 

A面

1.トンガリ'95

2.歩き出せ、クローバー

3.ロビンソン

4.ルナルナ

5.あじさい通り

 

B面

1.Y

2.愛のことば

3.ハチミツ

4.涙がキラリ☆

5.グラスホッパー

6.君と暮らせたら

 

ここでCD版の曲順はと言いますと、

1. ハチミツ

2. 涙がキラリ☆

3. 歩き出せ、クローバー

4. ルナルナ

5. 愛のことば

6. トンガリ'95

7. あじさい通り

8. ロビンソン

9. Y

10. グラスホッパー

11. 君と暮らせたら

 

そうです。前作と違い、CDとは曲順が異なります。

 

スピッツのレコードはCDとは曲順を変えてくることがよくあったのですが、

前回のブログに書いたように、

レコードは途中で流れが切れるところが出てくるためそれを考慮してのことかとか、1曲目が音質が良くなるためいわゆる"推しの1曲"を頭に持って来ているのかとか、

曲順を変える理由は色々考えていたのですが、

スピッツの作品のディレクターの竹内修さんのブログを読んでいると、「商品ターゲットが既にCDを所有している人のため、CDとの違いを出したかった」ということが一つの理由みたいですね。

 

本当にそれだけが理由なのかは定かではありませんが、なんにせよ曲順が異なるだけでアルバムの印象がガラッと変わるので、全く違った楽しめ方ができるのは嬉しいです。(前作は1回流れが止まるだけでも違いを感じていたくらいですので笑)

 

聴いていて「おっ」と思った流れは、

1つはA面の1〜3曲目の流れでしょうか。

「トンガリ'95」の後に「歩き出せ、クローバー」がくる流れ、そして「ロビンソン」が3曲目というのは意外と新鮮です。

 

・・・しかし、

もっとも特筆すべきはB面の「Y」からの「愛のことば」の流れだと強く思います。

本当に秀逸です。CDよりも良い配置だと個人的には感じます。

「Y」の位置も、針を落としてからの1曲目というのが絶妙です。

いわば、スピッツのライブの中盤かのような印象を受けるんです。

あってもおかしくないですよね、Y〜愛のことばって(笑)

そしてそこから元気なハチミツ〜グラスホッパーのたたみかける3曲に行くわけです。

素晴らしいですね。

 

 

CDと同じで、ラストは「君と暮らせたら」です。この曲はアルバムの最後にすることにメンバーに強い思いがあったようなので、そこは合わせて来たのでしょうか。

 

 

音的には、特段「この曲のこの部分がどう」というのはありませんが、全体的にドラムの音が心地よいです。オリジナル盤のCDとはまた違うレコードならではの柔らかい音(?)になっているのではないでしょうか。

 

 

まだまだこれからも書いていきたいと思います!