玉岡かおるさんの「さまよえる神剣」 | がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀川町

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土佐の山間・仁淀川町(によどがわちょう)の(元)地域支援企画員の日記!




高知県には、いや、土佐には色濃く
平家落人伝説
がありますが、今回はその関連した
小説がでました。そして、読みました。

本書を書いたのは玉岡かおるさん。
あの仁淀川町出身の金子直吉さんの偉業を、
神戸の鈴木商店という舞台に書かれた小説
お家さん
で私は知り、玉岡さんには仁淀川町にも来て
いただきましたね。ブログにも書いたこと
でした。(金子直吉さんの顕彰イベント)

今回の
さまよえる神剣
は四国、土佐にある平家伝説をもとにした
ストーリーである。
「神剣」は「けん」と読む。

話は鎌倉幕府、北条家との承久の乱に敗れた後鳥羽上皇は島流しに会う。そのおつきの侍の次男、天皇家に近い有名な刀鍛冶の弟子、瀬戸内海に浮かぶ小島の幼い巫女ら3人の若者らが、険しい四国は讃岐、阿波、さらには土佐を死に物狂いで歩む。仁淀川流域に伝わる伝説の土地で壇ノ浦に沈んだ三種の神器の一つ、神剣を探索する、まさかのストーリー。

仁淀川町の超絶、深山幽谷の集落、椿山地区、都地区なども登場し、彼らはやがて、日本最大の失われた剣の謎にせまるのである。大歴史ロマン。

玉岡さんとは、作品前の取材には、同行できませんでしたが、仁淀川町のみなさんなど紹介し、良い取材が出来たと聞いていました。こんな素晴らしい作品になるとは(^^)

この時代から武士は武力により、世を変えて行き、やがては騒乱の室町時代、応仁の乱、戦国時代に突入していく未来があるから、剣の神力的なパワーはまだまだ世に必要だったのではあるまいか。

SEE YOU!