鈴木商店の大番頭として時代を牽引した金子直吉。
仁淀川町で生まれた金子直吉はいま、仁淀川町の町民有志によって、その顕彰活動が活発になって来たのである。
2016年10月10日に行われた
金子直吉翁たたえる祭り
さて、後半である。
ランチタイムは神楽鑑賞、パネル展示で和んだ。
仁淀川町の物産販売やスイーツを楽しんだ。
講演の終わった玉岡かおるさんはサイン会!
玉岡かおるさんの「お家さん」は皆に読んでほしい一冊である。
軽やかに司会のKUTVの竹村さん(父上が仁淀川町出身)が次のプログラムである鍋島高明さんの講演について会場にアナウンスした。
鍋島高明さんは高知出身の作家である。
著書多数。「大番頭 金子直吉」は高知新聞で70回を越す連載からの書籍化となった一冊である。土佐の経済人の本も最近、出したばかりである。
今回の講演タイトルは「金子直吉の最大遺産」である。
鍋島さんの講演では明治時代、雲のように輩出された土佐の経済人の中で、岩崎弥太郎をも凌ぐ業績をあげた経済人として多大なる評価をした。
次は、あの感動の授業の再現である。
授業の再現は朗読で行う。
そう、熱き語りの金子直吉研究家の吉原強さんが今は廃校となった名野川小学校で平成22年に子どもたちに金子直吉勉強会として授業を行った。朗読者は当時、授業を聴いてくれていた堀田さんである。高校生になっている。
地元の偉人として、子どもたちは直吉さんを学んだ。あれから6年。
当時の西村校長がその時の小学生、堀田さんを紹介してくれました。
金子直吉の生まれた場所の小学校で学ぼうと企画した勉強会であった。
その取り組みは6年を経て熟成し、子どもたちの中に何かが残った。
きっと残った。彼女らの人生にどう影響があるのか楽しみである。
さて、最後はパネルディスカッションである。
金子直吉の偉業は偉業として学び、それをどう活かすのかが問われると玉岡かおるさんも力強く仁淀川町の人に語ってくれた。
テーマは
ものづくり
ひとづくり
である。
すでに第一線で活躍している池川木材の大原社長。
そして、新進気鋭の沢渡茶販売の岸本君。
このディスカッションでも熱い想いを語ってくれました。
また、会場からも鈴木商店、直吉さんの偉業についてや仁淀川町の観光振興についての提言や大学生からの熱いメッセージなど多様な意見が出て、聴いていて、このイベントの成功を感じました。
藤崎会長と玉岡かおるさんのツーショット2枚☆
このイベントは無事に終了しました。
これは関係者の努力もありましたが、多くの参加者の皆さん、支援してくださった関係団体、個人の皆様のお陰であります。本当にありがとうございました!!!
今回の金子直吉翁たたえる祭りが無事に終わり、主催の藤崎会長からの関係者の皆さんに向けたメッセージです。会長了解のもと掲載しますm(_ _)m
生誕150年金子直吉翁たたえる祭りのお礼
皆様、お疲れ様でした。
今回のイベントは、何人来てくれる全く分からない状態で、目標を150人として、200人まで対応できる準備をして臨みましたが、結果的にはMAX200人の盛況で、そして、何より内容が良かったので満足できるイベントになりました。
元々プログラムに自信がありましたので、不安には思っていませんでしたが来場者の反応が気になっていました。後から聞いた話ですが、帰りのシャトルバスの車中で、「本当に良いイベントだった。」との声が上がって居たそうです。
私は久々に熱いもの感じながらの1日でしたが、振り返ってみると、関係者全員がそれぞれの役割を果たし、息がびったり合ったのが成功の最大の要因だろうと思います。本当に良い経験をさせて頂いて、皆様に感謝申し上げます。
私事ではありますが、私の父富士登は、旧吾川村村長5期、初代仁淀川町町長で1期の任を果たしました。父も現役時代、金子直吉翁の顕彰活動をしようとしていた様です。しかし、無念にも父は、町長任期満了の数日前に、脳梗塞で倒れて病床に伏す身となり、7年が経過しました。現在、86歳で介護施設に居る父に、今回のイベントの盛況ぶりを母が話すと、涙を流しながら聞き入っていたとの事です。父の意思を継いでとは思って居なかったのですが、喜ばせる事が出来ました。
これからは、しもなの郷の皆さんの協力で、片付けも終わりましたので、反省会をする予定です。そこで、課題も出てくると思いますが、今後の活動も皆様の協力無くして、継続は出来ないと思います。ご協力をお願い申し上げます。
それと、本日、金子直三様からのお礼の電話が有りました。金子直吉夫婦他金子
家先祖の墓参りをし、高知市在住の親族とも会うことが出来たとのお話でした。
その親族同士の会話で、NTT高知支店前にある土佐の偉人パネルの中に、金子
直吉の展示が無いので、入れて欲しいとの話題があったとの事です。私達の会でも、以前からその話をしていましたので、今後の活動の一つとして取り組みたいと思います。因みに、展示されているのは、坂本龍馬、板垣退助、岩崎弥太郎など16名です。
今後の活動に付きましては、会の皆様と話し合って進めて行きますが、個人的に
は、直吉翁が仁淀川町の後に過ごした、高知市農人町の方々と連携は出来ないか
など、話し合ってみたいと思っています。
最後に、私は会の締めで、本当にやって良かったと本音を言いましたが、皆様も同じ気持ちでは無かったでしょうか。それと、私が一番嬉しいのは、皆様とのご縁が出来た事です。感謝申し上げます。
平成28年10月12日
金子直吉翁をたたえる会
会長 藤崎源彦
スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。
さあ、次は直吉銅像の建立です(笑)
さらに神戸開港150周年記念で鈴木商店が注目されています。
SEE YOU!