今月はルネサンス期ということになりますが、

その前に、美術史を概観する意味で、

リック・スティーブスの動画シリーズを見てみます。

 

アメリカの公共放送(PBS)制作の番組です。

この動画は広告による中断がありません。

 

 1: Prehistoric and Ancient

ラスコーの壁画、ストーンヘンジ、ピラミッドなど

(別の動画)猫のミイラ、蛇と戦う猫の壁画

 2: Ancient Rome

古代ギリシャ、古代ローマ、ポンペイ
 3: The Middle Ages

ロマネスク、ゴシック、ルネサンス教会建築の特色

ステンドグラス、タペストリー

 4: The Renaissance

イタリアルネッサンス、北方ルネサンス

 5: The Baroque Age

カトリックとプロテスタント

 6: The Modern Age

2度の世界大戦

 

このリックス・ティーブスは、プロパガンダとかマーケティングとか

わりとドライな解説をする人ですね。好きです(笑)。

 

↓この絵がルネサンスの考え方をよく表していると思います。

The School of Athens by Raphael

 

ダ・ヴィンチ14521549

ミケランジェロ 14751564

ラファエロ 14831520

 

ルネサンスの三大巨匠を支えたメジチ家は、ボティチェルリの頃の

メジチと別系統。サボナローラ登場後のボティチェルリは、

作風も地味になって貧しいままに亡くなったそうです。

 

座布団留学の本題の語学に関係したところでは、

パンチって和製英語じゃなかったんですね。

ハッスルなんかと同じころ流行ったけど、今は使わないか(笑)。

 

それと、外来語。

スフマート、キアロスクーロ(イタリア語)は動画でもでてくるね。

 

この辺で、北方ルネサンスに移りますね。

油絵は、北の方が早かったみたいです。

 

ゴシック様式の教会が主流だったので、フレスコ壁画は、

描けなかったんですね。そのかわりに祭壇画がさかんでした。

 

ファン・アイク 1395- 1441

デューラー 1471 - 1490

 

ファン・アイクやデューラーは、細密画で知られていますが、

レンズや凸面鏡など光学機器の発達が大きかったようです。

こちらの動画は、その辺りを取り上げています。

 

ボッシュ 1450 - 1516
ブリューゲル 152530– 1569

 

凸面鏡の影響かどうかは別にして、

ブリューゲルの風景画、とくに鳥瞰的な風景画は、

独特の空間構造になっているようです。

 

バベルの塔を見ると、塔の上の方と下では違っています。

垂直の平行線が上空でも地下の遥か下でも

交差することになるはずですよね。

 

ギリシャ神殿の円柱のエンタシスはよく知られていると思いますが、

これって、直線らしく見えるように工夫したものだと読んだことがあります。

 

ユークリッドの第五定理(公準)というのがあって、何が言いたいのかよくわからん、

わからないから無視して、1から4までで構成された空間をユークリッド空間と

呼ぶことになっているようです(以上中学数学)。

 

しかし、ユーックリッドの時代には第五定理を「ああそうだよね」と思う人が

一定数いたはずで、その後のブリューゲルもそうだったのではないか、

と思うんですよね。

とにかく、ブリューゲルの鳥瞰的視点で描かれた風景画は、

同じ空間構造になっていますね。