おはようございます!
sunyoheiですo(^o^)o♪
また1冊読了しました。
高杉 康成さんの『キーエンス流 性弱説経営』です。
キーエンスはセンサーのメーカーです。
センサーは、データの利活用が叫ばれる現代においてデータ収集をするための欠かせない部品ですよね。
私は時々目にする「年収が高い企業」として認識していました。
なので、なぜそんなに年収が高くできたの?ということに興味がありました。
トヨタについては元トヨタ社員の方が本を書くことがよくありましたが、キーエンスのことを書いた著者の高杉さんも元キーエンス社員です。キーエンスが今後も注目され続ければ、こういったことも増えるかもしれませんね。
本題に入ります。
まずは題名にも登場する「性弱説」についてです。これは「性善説」の対義語として使われています。
性善説が
「正しく聞けば正しく答えてくれる」
「やるべきことをきちんとできる」
「物事の道理や常識を分かっているし実践できる」
と考えるのに対し、
性弱説は
「難しいことや新しいことを積極的に取り入れたがらない」
「目先の簡単な方法を選んでしまいがち」
と考えます。
会社内の立場によってこの本から吸収したいと思う点は違ってくるかもしれませんが、現場レベルの私としては以下の3つの観点でそれぞれ取り入れたいことがありました。
1.部下への接し方
2.上長との接し方
3.自分の中での整理の仕方
1.部下への接し方
これまでは部下のノウハウ習得に対して期待度が高く、習得が遅いとイライラすることが多かったです。
でも性弱説に立つと「新しいことを積極的に取り入れたがらない」と無意識が働いて、理解しようとする働きにブレーキをかけていることもあるだろうなと思いました。
まずは反射的にイライラするのはやめようと思いました。
2.上長との接し方
事前の報連相が少なく職場で注意されることが多いので、事前報告を積極的にやっていかなければと思いました。
キーエンスでは「正しいことをきちんとできるとは限らない」という立場に立っているため、事後報告をするだけではなく、事前事後報告を徹底しているそうです。
事前に「こういうふうにやろうと思っている」ということを上長に説明して、説明内容の誤りを是正してもらったり、そのタスクを遂行するにあたって優先度の高い事項の認識合わせを行い、あとで「こうすれば良かったのに」ということにならないようにしているそうです。
3.自分の中での整理の仕方
目先に良いアイデアがあるとそれに飛びついてしまったり、逆になかなかアイデアが浮かんでこない時があります。
そんな時は以下の情報をまず整理して考えていくようにしようと思います。
「なぜ必要とされているのか?」
「今までどんな方法を採用していたのか?」
「今までの方法ではなぜダメなのか?」
「今までの方法でどれぐらいの時間・工数がかかるのか?」
上記の通り、ヒントはいっぱい得られたので日頃から実践していこうと思います。
