おはようございます!

sunyoheiですo(^o^)o♪


昨日は早朝出勤&残業のためランオフとしました。今日からまたランニングを日課にしていきます。


さて、また1冊読了しました。

橋本 長道(はしもと ちょうどう)さんの『覇王の譜』です。

これは棋士を主人公とした物語です。

棋士を主人公とした小説としては塩田武士さんの『盤上のアルファ』を読んだことがあったので、似た感じの小説を読むことになるのではないかという思いから読むのを避けていた作品でもあります。


しかし、年末にブックオフの220円コーナーで見かけたので思い切って買ってみたのです。

買った後もなんだか読むのを躊躇していたのですが手元の未読本がなくなったタイミングで読み始めました。

そうしたら、ページをめくる手が止まらなくなりました‼️


主人公は20代のプロ棋士・直江です。プロにはなったものの最下級のリーグでくすぶり続けており、同期で親友でもある剛力は既にタイトルを取るほどに出世しており、だいぶ引き離された状況です。

そんな直江の弱点は気持ちの弱さなのですが、その気持ちの持ち方には5年前に喫した剛力戦での敗戦が影響していました。

しかし、ある日、ひょんなことからその敗戦には裏があったことを知ります。その裏の真相を究明しなが徐々に復活していく直江。果たして剛力に雪辱を晴らすことはできるのでしょうか?


友人関係、師弟関係、連盟内政治などいくつもの要素が絡まって物語は進んでいきます。

筆者が奨励会出身ということもあって臨場感をしっかりと味わえる作品になっていると思います。


早く読んでおけば良かった。そう思えた作品でした。