おはようございます!
sunyoheiですo(^o^)o♪
昨日は午前中に6km、午後に7km走りました。
午前中はお隣の区の図書館に予約していた本を取りに行ってきました。
そして午後は別の図書館に本を返しに行ってきました。
ランニングと読書をコラボさせた無料で楽しめる趣味活動です!
これで今月の走行距離は45kmです。
さて、また1冊読了しました。
マーカス・デュ・ソートイさんの『数学が見つける近道』です。
この本には田町のくまざわ書店で出会いました。
表紙と目次を見て、数学というものに対する視点がガラッと変わったときの高揚感は今でも忘れません。
数学と言えば「問題集を解く」というイメージ。解けなくてイライラしたとか、解けてスッキリしたという感情と紐づいていることからもわかる通り、「解くもの」としか認識していなかったです。日常生活では時々、「近道」として使っていたにもかかわらず。
だから、はっきりと「数学は近道なんです。あなたもそうしてきたでしょ?」と言われて初めて、「そうだった、そうだった!」と気づいたのです。
さっそく図書館で予約をして、数日後から読み始めました。
しかし、読み始める前には「読み切れるだろうか」という不安がありました。
一般の人にもわかりやすく書いてあるとは言え、数式がところどころに出てきますし、細かい字で350ページほどもあったからです。
だから、無事に読み終えることができてホッとしています(笑)
著者のソートイさんはイギリスの数学者です。数学というものに真摯に取り組んできた経験があるからこそ、これまでの数学の歴史におけるさまざまなエピソードを知ってますし、我々の生活のどこに数学が潜んでいるのかということもよく知っています。
著者に蓄積されたたくさんの情報を1冊の本というまとまった形で読めて幸せだなと思いました♪
「近道」として最初に紹介されているのは、
1から100までの数字を全部足すといくつになるか
という問題の解法です。
1から100までを順番に足していっても良いですが、時間が掛かるし99回も足し算をするのでミスをするリスクもあります。
そこで、
1と100
2と99
3と98
…
…
50と51
というふうに数を2つずつセットにしてみる。それぞれは合計が101でそれが50セットあるから101×50=5050と解くと計算は1回で済むというものです。
そして、この方法なら「1から10000までの数を全部足す」というように足す対象が大幅に増えても計算の労力は変わらないですよね?と書かれています。
このような問題から始まって、徐々に難しい問題の解法の話に進み、最後のほうは「コンピュータでやっても100億年以上掛かる問題を現実的な時間内で解くための工夫」なんていう話にまでなります。
途中からは数式の理解は不可能になりましたが、「近道が見つかった」ということだけは理解できました。そして、その程度の理解でも知的好奇心は十分に満たされました。
お見事な1冊でした♪