おはようございます!

sunyoheiですo(^o^)o♪


昨日もランオフ。

残念ながらアルコールオフにはできず。


さて、息子に披露するネタ集めのために、タネに関する本をパラパラと覗いてみました。この本は、種子に隠された工夫をまとめたものです。


植物は生息する場所をある程度分散するために、タンポポの綿毛のように風に種子を運ばせたり、動物に実を食べさせてその中に入っていた種子を糞と一緒に離れた場所に落としてもらったりすることは知っていましたが、それ以外にもいろんな工夫があって、ついつい誰かに教えたくなりました♪


たとえば、ナンテンドングリは実に軽い毒を含んでいて、ある程度の量を食べると体調が悪くなります。サルナシの実には味覚が麻痺する酵素が含まれていて、ある程度の量を食べると味覚が麻痺して食べる意欲が失せます。

笑いたくなるような植物の工夫ですよね。一匹の動物に大量に食べられてしまうと糞と一緒に落とされる場所も1箇所に固まってしまいます。なので、一匹の動物が独占しないような工夫がされているのです。


次は雑草です。
「雑草魂」という言葉があるように「雑草は踏まれてかわいそう…」というイメージを持っている方も多いと思いますが、むしろ踏まれることを利用してるふしがあります。
雑草の代表格であるオオバコは、葉が強く、茎はしなやかなので、踏まれても破れたり折れたりしません。しかし、近くに背の高い植物があると競争に負けてしまい育つことができません。
腕っぷしが強く喧嘩にもめっぽう強いけど彼女の言うことには逆らえない、そんなギャップのある植物です!
そんなオオバコは、踏まれることを想定して種子が足裏や靴底にくっつくようになっており、それを動物や人に運んでもらっています。踏まれることを逆手にとる逞しさが素敵です♪

他の植物との競争に弱いといえばメマツヨイグサも同じです。メマツヨイグサは太陽の光がたっぷり当たる明るい場所でしか発芽しません。しかし暗い場所に置かれても腐ることなくずっとチャンスを待ち続ける粘り強さがあります。
あまりにも粘り強いので「種子ができてから80年間放置しても発芽するのか?」を試そうとした学者がいました。
当然、自分の寿命のほうが先に尽きますので、弟子、そして孫弟子へと引き継がれ、80年後に「発芽すること」が確認できたそうです。感動もひとしおだったのではないかと思います。

ブラシノキの種子はとても固い実の中に入っています。だから、動物が食べることはできません。この固い実をこじ開けることができる生物はいないのです。
このブラシノキの種子が実から出ていけるチャンスは山火事なとで枝が枯れた時のみです。「死ぬまで一生出られない」なんて言葉だけ聞くと怖いですね。
それでも、乾燥大陸オーストラリアでは山火事が頻繁に起こるので、こんなに堅牢な実でないと種子を守れないのですね。耐火金庫のような実です。

その他に自前で種子を弾き飛ばす仕組みを持ったものもあります。その仕組みを実現させるのは「水分」です。水分の増減によって伸びたり縮んだり、膨らんだり萎んだりすることにより形を変化させ弾き飛ばす力を作り出すのです。
カタバミは、種子を包んでいる皮に水がどんどん溜まっていって破裂寸前の状態になります。
なので、風に揺らされたり、何かが触れるとパチンッと弾けるのです。
自ら弾けるのではなく、あくまでも最後のひと刺しは他力に頼るところが面白いですね。

どうですか?
誰かに話したくなるネタはありましたでしょうか?