おはようございます!

sunyoheiですo(^o^)o


また1冊読了しました。

新井 由己(あらい よしみ)さんの『畑から宇宙が見える』です。

この本は新井さんが自然農の第一人者である川口由一さんを取材して書いたものです。


自然農というのは、化学肥料や農薬を使わず、畑も耕さず、出来るだけ自然に近い状態で行う農業のことです。

種代や肥料大や機械代や燃料代が不要なのでお金は掛かりませんが、その代わり体力は必要です。


この本を読んでみて、「納得!」と思ったことがいくつもありました。

例えば、「耕す」という行為は作物をよく育てるためには必須のことだと思っていましたが、この行為はそこに自生している草やそこに住んでいる虫にとっては自分が住んでいる街をぐちゃぐちゃにされているようなものなんですね。

あと、土の上に刈った草や藁を敷いておくと、ある程度は水分を保ったり草が生えるのを抑えることができるようですね。


自然はいろんなことが噛み合って成り立っているので、一部の不具合を解消しようとするのではなく自然であることを最大限に生かしたほうが良いということのようです。


問題を解決しようとしないこと。

その答えを生きなさい。



うまくやらないと作物は実りませんが、うまくやればお金を掛けずに、栄養価の高い作物を実らせることができます。

川口さんもお米が収穫できるようになるまでに3年、野菜を収穫できるようになるまで10年掛かったそうです。


そんな川口さんはこの経験を通して自然のことを理解し、そこから人生哲学を学んだそうです。


自然や宇宙という大きな営みで見ると、人間なんてちっぽけな存在なんだと。

何をやっても自然や宇宙に影響なんて及ぼさないんだから、お金とか立場とか周りの意見とかそんなものに合わせて生きるのではなく、「自分がやりたいことはなんだろう?」、「自分が得意なことはなんだろう?」と考えてやってみるのがいい。そうすれば、足りないものは必要な時にちゃんと付いてくるから。


その答えを生きなさい。


川口さんほど強く生きられないかもしれないですが、いろんなヒントをもらえた本でした。



良い本を読んだのに昨日は飲んだくれ…