おはようございます!
sunyoheiですo(^o^)o

以前、『神様のカルテ』を紹介しましたが、それに続いて『神様のカルテ2』、『神様のカルテ3』を読了しました。
信州の救急対応病院で働く若き内科医が主人公で、医療現場での出来事に多くの紙面が費やされていますが、

難病を治してしまうスーパードクターが出てくるわけでもなく、

ピンチの連続を切り抜けるスリルあふれる場面が続くわけでもありません。

私なりに読み取ったテーマは『納得』。

医者はどうやったら自分の診療に納得できるのか?

患者はどうしたら納得して治療に取り組めるのか?

患者の家族はどうしたら納得して患者の死を受け入れられるのか?

医者の家族はどうしたら医者としての仕事と家庭のバランスの偏りに納得できるのか?

冷静に考えてみると我々の生活や人生には納得できないことはたくさんあるんですけど、そこから目を逸らしていてもなんとかなっていることも多い気がします。
というか、後回しにして目を逸らしちゃいます、私は(笑)爆笑

しかし、この作品の主人公は常に「納得できないこと」と対峙し、悩みます。

日頃、自分が目を逸らしていることに対峙して「納得」を探し続ける姿は、スリル満点の医療行為の描写にも劣らない感動があります。

答えがない難しいことを、変人の主人公に乗せて、重くなり過ぎず、かといって軽くなり過ぎず、うまく伝えてくれる作品だと思います。


まだ続編がありそうな雰囲気だし、2巻も3巻も面白さに衰えがまったくありません。

また、医療現場の大変さもすごく伝わってきて、今のコロナ騒ぎにおける医療現場に対する感謝も10倍くらいにふくらみました!

今こそ、みんなが読んでみるべき作品だと思いました。


おまけ。
作品中に出てくる名言たち。

『医師の話ではない。人間の話をしているのだ!』


『お前の抜けた穴くらい、俺の鼻くそで埋めておく』


『背中の龍で、治療は変わりません』



昨日の朝ラン
距離 8.70km  平均ペース 6:47/km

昨日の夕方ラン
距離 3.54km  平均ペース 7:11/km

これで今月の走行距離は205.83kmです。
体重は59.7kgです。