おはようございます!
sunyoheiですo(^o^)o

また1冊読了しました。
門井 慶喜さんの『おさがしの本は』です。
門井慶喜さんは、徳川家康の入府以来、江戸の街が造られていく様を史実をベースに小説にした『家康、江戸を建てる』の著者で、教科書のように事実だけを羅列してしまうと退屈するようなことを頭にスッと入ってくるようなストーリーに仕立てるのが上手な作家さんです。

『おさがしの本は』は、題名の通り、N市立図書館のリファレンス・カウンターで勤務する和久山隆彦が、市民が記憶の断片だけを頼りに依頼してくる「あの本」を探り当てるというのがストーリーの軸になっています。

「あの本」を推理していく過程で披露される作家や本に関する知識の多さ、広さを知るにつれ、著者の博識ぶりに驚かされます。
そして、その知識の多さ、広さが、ストーリーの最後でのドンデン返しを可能にし、深みをもたらしてくれます。

また、ただ本を探り当てるという推理小説の要素に加えて、新しく赴任してきた図書館廃止派の館長・潟田との攻防という「半沢直樹」的な要素もあり、地味なようでなかなか読み応えがある本でした。

第1話の地味さ、難解さだけが唯一の難点です。
そこを乗り越える忍耐力がある読者には十分な楽しさを保証してくれる作品だと思います照れ


今朝の早朝ラン
距離 2.26km  平均ペース 8:32/km
これで今月の走行距離は21.11kmです。

昨日の1杯目
生ビール(大)

2杯目
生ビール(大)

3杯目
「居酒屋で超人気のレモンサワー」350ml  
アルコール8%