平成から令和へ。平成最後は「みかづき」、教育問題をテーマにした良書で〆た。 4月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2228
ナイス数:217

みかづきみかづきの感想
自身が受験生という当事者である時は一生懸命であったこともありあまり教育問題というものは意識しなかったように思う。が、父親になり子供が成長するにつけ教育ということを意識する機会が増えた。その中でも教育費に関する問題は子供たちが卒業するまで常に上位を占めた。受験戦争、ゆとり、所得格差。。。満月足りえない発展途上の教育問題であるからいつの世も真剣に取り組む人が現れるという記述があった、令和の世に期待しつつ本書を閉じた。
読了日:04月30日 著者:森 絵都
あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)の感想
時代劇でありながら企業小説のような場面も数多くみられ非常に興味深く読める。特に女衆としてその分をわきまえたお竹どんの存在がこの五鈴屋にとっていかほど大きいものであるのかを知る巻となっているように思える。騒ぎが勃発して次号へ続く、どうかこれ以上の不幸が起こらないよう祈るばかり。
読了日:04月23日 著者:髙田郁
チェンジ! (ハルキ文庫)チェンジ! (ハルキ文庫)の感想
華やかなプロ野球の世界に身を置くが故に苦悩する者たちを描く短編集。実社会においてそろそろシニア世代と言われる小生もとんがって固執してきたことから変わらないとねぇと思うことが増えてきた今日このごろ。そんな時期に手にしたこの小説は予想以上に胸に響いた。「四分の三」というのが特に印象深い。
読了日:04月18日 著者:柴田よしき
やっぱり食べに行こうやっぱり食べに行こうの感想
高級なものばかりのグルメ本ならやっかみ半分で楽しむことはできないが原田マハさんの文章には食文化と旬とその土地の風土に対するリスペクトが溢れていてとてもしあわせな気分になる。生きることの基本である食べること、それに対する敬意を忘れてはいけないなぁと感じた次第。
読了日:04月12日 著者:原田 マハ
福袋福袋の感想
偶然、直前に杉浦日向子さんのエッセイを読んでいたのでそれまでなら読み飛ばしていたような細かい表現も理解することができた。特に銭湯の話で「柘榴口」とかなどサッと読み飛ばしていたかもしれない。他の編もそういう視点で読むと考証が大変しっかりしているように思えた。活き活きとした市井の人々、良い。
読了日:04月07日 著者:朝井 まかて

一日江戸人 (新潮文庫)一日江戸人 (新潮文庫)の感想
浮世絵はじめ江戸文化に触れる機会が増える度そのエネルギーに惹かれる。「現代人はというと遊びと仕事がまるでカタキ同士のよう定年後は虚脱感でいっぱいになって」と書いてあるのを読んでなるほどなぁと感心してしまった。キザを嫌いシャレを好む江戸人は関西人にも通じないか、なんて思ったり。
読了日:04月01日 著者:杉浦 日向子

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