■妊娠中の食事カロリーってどれくらいがいいの?
妊娠中の食事のカロリーや中身、量って気になりますよね。
よく「2人分だから」なんて言われますが、
2人分って言っても、もう一人は・・・ちっちゃい赤ちゃんですからね^^;)
量やカロリーは2人分はやっぱりNG。
いろいろ書籍やニュースを見ると、何が正しい情報なのかが
分からなくなりますが、
私の通っていた産科の先生によれば、
現在、日本の妊婦さん(プレママ)は、痩せすぎ・・とのこと。
つまり、妊娠した途端に、ダイエットをする、食事制限を無理にする人が増えているそうです。
テレビでも、そのようなことを番組で流していたのですが、
妊婦でもかっこいい妊婦でいたいという希望が強いのか、
食事もろくにしない方もいるみたいです。
つわりで食事ができない方は別ですよ。
健康でつわりもなくなったのに、食事をとにかく抑える、
ダイエットする・・っていうのは、私はおかしい・・って思いますね。
一番大事なのは赤ちゃんですから
赤ちゃんに直接影響があるのは、母親の栄養補給です。
日々の生活です。
もし栄養バランスが整っていない偏った食事をすると
胎児にダイレクトに影響し、たとえ分娩が正常でも
その後の成長に危険が加わる可能性があります。
そこにぜひぜひ少しでも気をつけていただくことが一番じゃないかって思います。
私は、量は増やす必要性はそれほどないとは思うのですが、
「栄養バランス」を考えた食事にすることこそが、
何よりも2人にとって健康で美しくなれる方法だと信じています。
ではでは、具体的に述べて行きますね。
大体の体重増加の平均は、
20周までに4キロ。28週までに4キロ。それ以降に4キロの増加が標準的です。
よく、最終的に○キロ増えた、という話をしますが、
急激に増えたり減ったりするのもいけないこと。
ゆっくり増え続けることが重要です。
急激に増えると、浮腫(むくみ)か、皮下脂肪の増加になります。。。
これは産後ダイエットに苦しむ1つの原因なんです。
要注意ですね~!
また私のようにつわりが無い方というのは、結構注意しなくてはいけません。
食欲旺盛になり、体重増加が止められなくなります。
肥満になると、産科異常がおこりやすくもなります。
妊婦で肥満・・という状態になると、
妊娠中毒症、妊娠糖尿病になり、分娩時に異常を起こしたり
帝王切開になる確率もあがります。
痩せすぎ妊婦さんもNGだけど、もちろん太り過ぎ妊婦さんもNGです。
妊娠中の食事は、低脂肪、低カロリー、高タンパク質が基本です。
本当の意味でのよいダイエットと同じと考えていいでしょう。
ですが、妊娠中はもちろん通常よりもカロリーは増やせます。
カロリーと言っても、お菓子やそういうので増やすのは辞めてください。
増やすのであれば、ご飯がおすすめ。
ご飯でしたら、普段よりも1~2杯程度多く摂取しても問題ありません。
ご飯の糖質は脳へのエネルギーになります。
太りたくない・・と言って摂取しないのはやめましょう。
そして無理に別にカロリーを増やす必要はないんですよ。
それよりも、もっともっと大事なのは、
ビタミン・ミネラル、食物繊維をしっかりと摂取することなのです。
カロリーではなく、栄養素をしっかり母胎に吸収させることなのです。
普段よりもちょっと気を使うだけでも違います。
サプリはあくまでも二の次。
まずは、食事から変えていく必要があります。
次回からはどんな栄養が必要かも具体的に述べて行きます。