今月初めに、初の「帰ってこいよ~」事件が。。。


引退後は、自宅裏の公園を散歩するのが日課の父、認知症になってからも、気が向くと散歩をしていたのだが、その日は、1時間過ぎても帰ってこない。


いくらなんでも遅すぎる。と思いあたりを探し回っても父の姿は見えない。いないノーッ!


管理人さんに、聞いてみると


「父を見かけませんでしたか?」私(管理人さん達には父の認知症のことを話してある)


「9時ころ、お会いして玄関までお送りしたんですが、ここは自分の家じゃないと言ってました。でも、玄関前でお座りになっていました。」管理人


そうか~。そこからまた、出かけちゃったのだ~~~!!!


どうしよう~と、辺りを探すが居やしない。ドラマのように偶然見つける。なんてことはないんだな~。


家でやきもきしていると・・・・電話がなった。


「○山○雄さんはお宅の方ですか?」と・・・・。

なんと救急車からだった。


「転んで怪我をしてるんで。これから病院に向かいます。」


やはり、とんでもない所まで行ってしまっていた。

怪我は、顔にかすり傷と、右手の脱臼だった。


でも、良かった~。無事で。

怪我をしたのは、大変なことだけれど、もしも転ばなかったら・・・・。

もしも、人通りのない所で転んでいたら・・・・・。

いろいろ考えると、みんなにお世話をかけているが、転んで、救急車で運ばれて、帰っってきてくれて本当に良かったと思えた。


救急車を呼んでくれた方にお礼を、と思うのですが、解らずじまい。

病院に行った時には、救急隊も居ず。なにも情報がなし。

落し物をした時は、拾い主の方を教えてくれるのに・・・・・。


この場をかりて、ありがとうございます。

心より感謝しております。




その後、右手の脱臼が生活面で、とても世話をやかしてくれている。


ボルトを入れる手術を2回受けた。

どうしても、右手使わずに安静にしていることが、父には出来ないからだ。


腕を固定する、三角斤はしないわ、包帯は取ろうとするわ。目を離せないのだ。

しかも、また外にフラフラ行こうとする。


その日以来、父を一人で散歩させることはできなくなっている。


母のフラストレーションは溜まりに溜まっているのである。












今日は仕事中にも電話が入らない。


いつもは母から、助けてコールが入るのに・・・・。


なければないで心配になるのだな。


こちらから電話。


「いま外に連れてったところなの」母。父に代わる。


「何してるの、早く帰っておいでよ。」


よしよし、今日は自分の家だと認識してるな。

(このところ、今住んでいるところは、自分の家じゃないと、逃亡を図るようになっていたのである。)


「仕事終わったら帰るよ。そこで待っててね。」私。



「待ってるから、早く帰っておいでよ。」父。



「わかった。じゃあね~。」私。



とりあえず、一安心?!


このまま、就寝まで穏やかでありますように・・・・・・。